『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー監督最新作『イニシェリン島の精霊』日本公開、予告映像も
賞レースを席巻した『スリー・ビルボード』(18)のマーティン・マクドナー監督最新作『イニシェリン島の精霊』が、2023年1月より日本公開されることが決定。あわせて予告映像が解禁となった。
第74回ヴェネチア国際映画祭脚本賞、2017年度トロント国際映画祭で最高賞の観客賞受賞、主演のフランシス・マクドーマンドが2度目のアカデミー賞主演女優賞受賞と賞レースを賑わせた『スリー・ビルボード』から4年を経て、ついに公開となるマーティン・マクドナー監督の最新作である本作。1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島を舞台に、本土が内戦に揺れるなかでの島民たちの物語が展開。『聖なる鹿殺し』(18)、『ザ・バットマン』(22)のコリン・ファレルが主人公パードリックを演じ、ブレンダン・グリーソン、バリー・コーガン、ケリー・コンドンら豪華キャストが共演する。
解禁された予告映像では、才気に満ちたセリフの応酬とともに、喜劇と悲劇のはざまで突然訪れるクライマックスに震撼する、マクドナー監督らしい展開が期待できるものとなっている。長年の友人コルム(グリーソン)に突然絶縁を告げられたパードリック(ファレル)、穏やかな島に降り立つ、死を知らせると言い伝えられる”精霊”とその先に待ち受ける衝撃的な結末とは…。
8月31日から開幕する第79回ヴェネチア国際映画祭でのコンペティション部門でのワールドプレミアに続き、9月8日から開催のトロント国際映画祭での北米プレミアも決定している本作。マクドナー監督らしいエモーショナルで予測不可能な物語に期待が高まる。
文/鈴木レイヤ
作品情報へ