オリビア・ニュートン=ジョン死去、『グリース』で共演のジョン・トラボルタが追悼

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オリビア・ニュートン=ジョン死去、『グリース』で共演のジョン・トラボルタが追悼

「愛の告白」「そよ風の誘惑」などヒット曲を生み出し、グラミー賞受賞歌手にして、『グリース』(78)などで女優としても活躍したオリビア・ニュートン=ジョンが、現地時間の8日に亡くなったことがわかった。

同日、ニュートン=ジョンのFacebookで夫のジョン・イースターリングが彼女の笑顔の写真と共に「(英国の称号)デイム オリビア・ニュートン=ジョン(73)は、今朝、南カリフォルニアの農場で、家族や友人たちに囲まれて安らかに息を引き取りました」と投稿。各メディアが、30年に及ぶ乳がんとの闘いの末73歳で死去と報じている。

笑顔の写真と共に、オリビア・ニュートン=ジョンの夫が彼女の死去を公表
笑顔の写真と共に、オリビア・ニュートン=ジョンの夫が彼女の死去を公表画像はOlivia Newton-John(@therealonj)公式Instagramのスクリーンショット


ニュートン=ジョンは1992年に乳がんと診断されたが、1994年には活動を再開。2013年に再発したが、寛解したと伝えられていた。しかし2018年9月、2017年にがんが脊椎に転移していたことを明らかにしていた。

ステージ4の乳がんを患っていたにも関わらず、ニュートン=ジョンは常に前向きで、2008年に結婚したイースターリングが1990年から参入している植物性生薬ビジネスで開発した大麻を使用し、癒しの植物として推奨。実体験をもとに、オーストラリアを拠点に活動していた「オリビア・ニュートン=ジョン財団」を通じて、オーストラリア政府に医療用大麻の合法化を訴えるなど精力的に活動し、慈善活動にも尽力していた。

「Page Six」などによれば、英国で生まれたニュートン=ジョンは、父親の仕事の都合で6歳の時にオーストラリアに移住。14歳の時にガールズバンドを組んでオーストラリアのテレビなどで歌声を披露し、コンテストで優勝。それがきっかけとなり、1966年に英国でソロデビューを果たした。

『グリース』で共演したジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン=ジョン
『グリース』で共演したジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン=ジョン[c]Everett Collection/AFLO

歌手のリチャード・マークスら多数のセレブたちがニュートン=ジョンの死を追悼しているが、『グリース』の共演者で、2020年、2年間に及ぶ闘病の末、乳がんで最愛の妻ケリー・プレストンを57歳という若さで亡くしたジョン・トラボルタは、自身のInstagramでニュートン=ジョンを追悼。「最愛なるオリビア、あなたは私たちみんなの人生をより良いものにしてくれました。あなたの影響力は絶大でした。いつか将来、またみんなで会いましょう。あなたのダニー、あなたのジョンより」と切ない思いを綴っている。ニュートン=ジョンは、プレストンが亡くなった際にInstagramでプレストンを追悼すると共に、トラボルタと娘のエラ、息子のベンにも寄り添っていた。

文/JUNKO

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