ケイト・ブランシェットが『TAR』で第79回ヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
ケイト・ブランシェットが『TAR』で第79回ヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞!

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ケイト・ブランシェットが『TAR』で第79回ヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞!

2度のアカデミー賞受賞経験を持つケイト・ブランシェット主演、『イン・ザ・ベッドルーム』(01)、『リトル・チルドレン』(06)でアカデミー賞脚色賞に連続ノミネートされたトッド・フィールド16年ぶり待望の新作『TAR』(原題)。本作が、8月31日から開催中の第79回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、ケイト・ブランシェットが最優秀女優賞(ボルピ杯)を受賞した。

上映後6分間のスタンディングオベーションを受け、現地で早くもアカデミー賞有力と絶賛された本作。ブランシェットの受賞は、第64回の同映画祭での『アイム・ノット・ゼア』(07)で受賞して以来2度目の快挙となった。

ブランシェットが演じるのは、ドイツの有名オーケストラで、女性として初めて首席指揮者に任命された指揮者リディア・ター役。彼女は天才的能力と、たぐいまれなるプロデュース力で、自身を一つのブランドとして作り上げてきた。しかし、のしかかる重圧、過剰な自尊心、仕掛けられた陰謀により、彼女の心の闇は少しずつ広がっていく。


『TAR』の日本公開は2023年を予定している。今後の賞レースを賑わせること間違いなしの圧巻の衝撃作に期待は高まるばかりだ。

文/山崎伸子

※「TAR」の「A」はアキュートアクセント付きが正式表記

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