ポール・ヴァーホーベン監督が描く衝撃の伝記映画『ベネデッタ』2023年2月公開決定!

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ポール・ヴァーホーベン監督が描く衝撃の伝記映画『ベネデッタ』2023年2月公開決定!

『氷の微笑』(92)や『エル ELLE』(16)のポール・ヴァーホーベン監督最新作で、実在した修道女ベネデッタの数奇な運命を描く『ベネデッタ』が、2023年2月17日(金)より公開されることが決定した。

17世紀に実在し、レズビアン主義で告発された修道女のベネデッタ・カルリーニ。幼い頃から聖母マリアやキリストのビジョンを見続け、聖痕が浮かび上がりイエスの花嫁になったと信者の注目を集め、⺠衆の支持を得て修道院⻑へと就任した女性。この歴史上初のレズビアン裁判記録である「ルネサンス修道女物語―聖と性のミクロストリア」を読んだヴァーホーベン監督が、その⼈物像に魅せられ本作を作り上げた。

主人公のベネデッタを演じるのは、フランスの国⺠的女優で『おとなの恋の測り方』(16)や『エル ELLE』のヴィルジニー・エフィラ。そのほか、宗教をビジネスとしてしかとらえていない修道院⻑を『スイミングプール』(08)などのフランソワ・オゾン監督作でも有名なシャーロット・ランプリング、欲にまみれた“悪党”の教皇⼤史をフランスの⼤スター、ランベール・ウィルソン、さらに聖女ベネデッタを破滅に導くきっかけとなるキーパーソンで、ヒロインの相⼿役となるバルトロメアをギリシャの⼥優ダフネ・パタキアが演じている。

ヴァーホーベン監督は、本作について「ベネデッタの物語の独特な性質に惹かれました。そしてこの時代、⼥にはなんの価値もなく、男に性的喜びを与え、⼦どもを産むだけの存在とみなされていたにも関わらず、ベネデッタが⼿段はどうあれ、完全に男が⽀配する社会で、才能、幻視、狂⾔、嘘、創造性で登り詰め、本物の権⼒を⼿にした⼥性だったという点です」とコメント。


本作は2021年に行われた第74回カンヌ国際映画祭にて初上映され大きな話題を呼んでいる。ヴァーホーベン監督が描く奇想天外なセクシュアル・サスペンスに期待がふくらむ!

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