永野芽郁、『マイ・ブロークン・マリコ』“遺骨奪うシーン”で魂の叫び「演じたあとは体温が上がって、ずっと熱かった」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
永野芽郁、『マイ・ブロークン・マリコ』“遺骨奪うシーン”で魂の叫び「演じたあとは体温が上がって、ずっと熱かった」

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永野芽郁、『マイ・ブロークン・マリコ』“遺骨奪うシーン”で魂の叫び「演じたあとは体温が上がって、ずっと熱かった」

“親友の遺骨と旅に出る”というショッキングな設定が話題を読んだ、平庫ワカによるコミックを映画化した『マイ・ブロークン・マリコ』(9月30日公開)。9月19日に都内で公開直前イベントが行われ、主演のシイノ役を務めた永野芽郁、マリコ役として共演した奈緒、そしてタナダユキ監督が出席した。

『マイ・ブロークン・マリコ』公開直前イベントの様子
『マイ・ブロークン・マリコ』公開直前イベントの様子

マリコの遺骨を奪うシーンに触れて、永野は「原作でも最初に心を鷲掴みにされたシーンなので、すべてがそこに詰まっているような気がして撮影中も緊張しました。大きな声を出すのも苦手で、魂の叫びを体現するのも初めて。演じたあとは体温が上がって、ずっと熱かった。11月にも関わらず氷嚢を用意してもらいました」と熱演報告。モニターで当該シーンを見ていたという奈緒も「芽郁ちゃんから出てくるパワーがストレートに自分の中に入ってきた」と絶賛していた。

【写真を見る】意外過ぎる永野芽郁のストレス発散法とは?
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また撮影中のお互いの様子について、永野は「奈緒ちゃんのそばにずっといたいと思って、ずっとそばにいました。お互いを感じ合う時間を大切にした気がする」と振り返ると、奈緒も「芽郁ちゃんだからこそそばにいてほしいと思った。私が『そばにいてほしい』と言うとずっとそばにいてくれて、手を触ったり、寄り添った時の肩の温かさを感じるだけで救われた気がした」と、演じたシイノとマリコのように支え合っていたという。

『マイ・ブロークン・マリコ』公開直前イベントに登壇した奈緒
『マイ・ブロークン・マリコ』公開直前イベントに登壇した奈緒

作品を鑑賞した観客とのQ&Aでは「ストレス発散方法」に関する質問が。これに永野は「この撮影期間中は、私もシイノのように煙草を吸うのがストレス発散でした」と返答。撮影で使用された煙草はニコチンの代わりにのどの治療薬が入った小道具だが「煙草を吸ってすっきりする人の気持ちに近づこうと思って撮影期間中は定期的にずっと吸うと決めていて、それが日常のようになってストレス発散になった」と解説し「でもいまはストレスがない。美味しいものを食べて美味しいお酒を飲んで友達としゃべれていれば、翌朝も『わーい!』と起きられる」と幸せそうな笑顔で打ち明けた。


さらに9月24日に23歳の誕生日を迎える永野に、親友の奈緒が手紙を用意。まさかのサプライズに永野は「奈緒ちゃん、そういうのはダメだって!前回も泣いて今日も泣くなんて…」と完成披露試写会での号泣展開を思い出して警戒。奈緒は「大丈夫。想いはこもっているけれど、泣かない文だから」と言うも「出会ってから5年、あの頃からずっと素敵な才能を持ちながら努力も欠かさずに物事にひたむきに向き合う姿を心から尊敬しています。撮影中の私の希望は芽郁ちゃんでした」などと読み上げると、当の永野は予想通りに大号泣だった。

奈緒から永野芽郁に、花束贈呈!
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取材・文/石井隼人

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