『美女と野獣』が公開から6週連続首位で“アナ雪”超えの記録を樹立!
5月最後の週末となった27・28日の興収ランキングは、2位と3位に新作がランクインを果たすも、『美女と野獣』の牙城は崩せなかった。
公開6週目を迎えたこの週末は、2日間で動員24万3000人、興収3億5100万円をあげ、6週連続のNo.1を達成。歴史的大ヒットとなった『アナと雪の女王』は6週目に2位へと順位を落としているため、公開週からの連続記録という点では“アナ雪”超えに。また、28日までの累計興収は96億7700万円となり、大台の100億円突破も目前に迫っている。
2位には、山田洋次監督による喜劇映画の続編『家族はつらいよ2』が初登場。橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優ら一家を演じた豪華な顔ぶれが再集結し、土日2日間で動員11万7000人、興収1億3300万円をあげた。公開初日の27日に行われた舞台挨拶では、パート3の制作を希望する声が観客席から沸いたのに対して、橋爪さんからは「パート2がヒットすれば、パート3があります」とのコメントも飛び出したよう。
福士蒼汰と工藤阿須加が共演する『ちょっと今から仕事やめてくる』は、初登場3位に。第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞し、売上70万部を超える北川恵海の同名ベストセラー小説が原作で、土日2日間で動員10万2000人、興収1億4000万円をあげた。配給会社による満足度調査の結果も上々のようで、“働く人”たちの共感を得られるストーリーが動員につながっている模様。
一方で、公開2週目から前週まで5週連続で2位をキープしていた『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』は、4位に後退。しかし、28日までの累計興収は63億5000万円を突破しており、昨年公開の『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』の持つシリーズ最高の興収63億3000万円を抜き、歴代1位に。これにより、2013年に公開したシリーズ第17作『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』から5作連続で記録を塗り替えた。今週の成績からもまだ動員を見込めそうで、どこまで記録を伸ばせるか引き続き注目だ。【トライワークス】