キム・スヒョン、7年ぶりのファンミーティング!「僕にとっても癒しの時間に」と感動の涙

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キム・スヒョン、7年ぶりのファンミーティング!「僕にとっても癒しの時間に」と感動の涙

ドラマ「サイコでも大丈夫」などで知られる俳優キム・スヒョンが、10月9日(日)にファンミーティング「KIM SOO HYUN 15th Anniversary FAN MEETING ~always special day~」を開催した。熾烈なチケット争奪戦を勝ち抜いたファンたちの万雷の拍手で迎えられたキム・スヒョンは、「こんにちは皆さん!ようこそ!今日は(日本語で勢いよく)お願いしますっ!」と挨拶。朗らかに笑う元気さと端正なルックスに、ファンたちは早くも大興奮だ。

変わらず若々しいルックスに大人の深みも加わったキム・スヒョン
変わらず若々しいルックスに大人の深みも加わったキム・スヒョン[c]KIM SOO HYUN Japan Official Fanclub

久々の来日となった今回は、到着して新宿などを1時間くらい歩いたという。その目的は「お腹を空かせるため」。キム・スヒョンファンは誰もが知っている彼の大好物、トンカツを美味しく食べるためだ。よほど美味しかったのか「そのトンカツが、軽く揚がっていて衣はさっぱりとしているんですが、肉汁が中からあふれ出るようで、ものすごいトンカツでした!」と臨場感ある食レポも披露し、会場には笑いがあふれる。

ステイホーム中も室内でサイクリング!アクティブなキム・スヒョンには意外な悩みも

7年ぶりのファンミーティングということで、まずは近況を尋ねていく。新型コロナウイルス感染拡大防止で、キム・スヒョンもステイホームを余儀なくされたが、プライベートをどう過ごしていたのだろう。

 ファンミーティングを待ち望んだファンで会場は満席に!
ファンミーティングを待ち望んだファンで会場は満席に![c]KIM SOO HYUN Japan Official Fanclub

「普段はサイクリングに出かけるのが好きなんですが、外出することがプレッシャーだった時期は、室内でも乗れるようにローラーを設置して、サイクリングを楽しんでいました。最近は、ゴルフもしています。ただよく考えたんですが、韓国だと、ゴルフ、登山、自転車というのはおじさんがやる趣味で、これで釣りも始めたりしたら、まさにおじさんになると思います(苦笑)」。

サイクリング姿もクールなキム・スヒョン
サイクリング姿もクールなキム・スヒョン写真はキム・スヒョン(@soohyun_k216)公式Instagramのスクリーンショット

多くの趣味を楽しんでいる様子はアクティブで好印象だが、本人には意外な悩みもあるようだ。そんな自虐めいた告白にも、飾らないキュートな人柄がにじみ出ている。

原作への強い思いで実現した最新作「ある日~真実のベール」、俳優としてのターニングポイントとなった「サイコだけど大丈夫」

2020年には、自閉症の兄を支えながら精神科病棟で働く主人公ムン・ガンテを演じた「サイコだけど大丈夫」の演技が話題をさらった。30代以降になって初めて出たこのドラマについて、「ヒューマン・ヒーリング・ドラマであったんですが、実際は僕が癒やされました。海辺での撮影が多くてとても気持ちよかったですね」と振り返る。本人が最も印象に残っているのは、オ・ジョンセ演じる自閉症の兄サンテが胸の内を爆発させる第9話。この回から、本格的にオ・ジョンセにすっかりハマってしまったそうだ。オ・ジョンセの名前をしみじみと口にしながらサムズアップをする姿に、共演者との絆や先輩への敬意を感じさせた。さらに、自身の俳優としての心構えが変化した作品になったとも話す。

視聴者の誰もが癒やされたヒューマン・ヒーリング・ドラマ「サイコだけど大丈夫」
視聴者の誰もが癒やされたヒューマン・ヒーリング・ドラマ「サイコだけど大丈夫」[c]Netflix

「以前はすべてを自分のものにすることを目指していたのですが、この作品からはムニョンやサンテといった、僕以外のキャラクターを輝かせたかったので“サポート役”に回りたいと思うようになりました。これからの俳優としての最終目標は、“キム・スヒョンの出ているドラマは、彼以外の俳優がとても活き活きしている”と言われることです」。

そして最新作が、2021年配信の「ある日~真実のベール」。おぞましい殺人事件の容疑者となってしまった記憶喪失の青年ヒョンスが、無実を証明するために闘うサスペンスだ。BBCの原作「クリミナル・ジャスティス」に感銘を受けていたことや、主演のベン・ウィショーが好きだったことから挑戦したのだという。ヒョンスはいつも誰かにやり込められている役のため、常に心を白紙の状態にして臨んだそうだ。本人は「大学生の役だったのはプレッシャーでしたね」と苦笑いしたが、若々しい見た目は役柄と全く違和感がない上に、純粋な大学生が徐々に凜々しくなっていく姿には多くのファンが最後まで引き込まれた。

あの名シーンをプレイバック!ときめきシーンの数々にキム・スヒョン大照れ

ここで、「緊張をほぐしたい!」というキム・スヒョンの提案で、突如歌のコーナーに。ある韓国メディアのオンライン投票「歌まで優れたスター」で1位を獲得したほど、彼の歌唱力には定評がある。一曲目は、ヨ・ジングイ・ジウン(IU)によるドラマ「ホテルデルーナ~月の恋人~」のOSTで、ポール・キムの「안녕(So long)」を熱唱。低音から高音まで安定した美声に、会場は時間を忘れて聞き惚れてしまう。

緊張も少しほぐれ、ファンクラブ会員の投票で決定したベストドラマとベストシーンをプレイバックする「ベストオブベスト キム・スヒョン」のコーナーへ。ファンが選ぶベストドラマ第1位は「星から来たあなた」。地球に降り立った宇宙人とワガママな人気女優がおりなすラブコメディで、キム・スヒョンとチョン・ジヒョンのケミストリーにときめいた視聴者が続出。“ツンデレぶりもすべてが好き。付き合いたい”などの熱烈な推薦の声が寄せられていた。キム・スヒョンは「宇宙人のようになりたい、ト・ミンジュンのように生きたいと思いながら演じていた」と、記憶に深く残る1本であることを明かした。一方、モニターに映る自分の演技に「やめろ!」と日本語でツッコむ姿に会場は大爆笑。こうして時折会話に挟まれる、完璧な発音と独特な調子を持つ日本語が絶妙だ。キム・スヒョンによればこれらは大体漫画のセリフで、「日本の漫画を読みすぎてしまいまして、こうなりました。“こんな戦いはもうやめるんだ!”とか(笑)」と明かした。その整ったルックスからコミカルな言葉が飛び出すギャップに、ファンたちは一層心をくすぐられる。

続いて、ファンが選ぶキム・スヒョンの名シーンの数々が発表された。ここでもやはり「星から来たあなた」が強い。チョン・ソンイ(チョン・ジヒョン)から「15秒だけ私にくれたら、あなたを夢中にする」と誘われたト・ミンジュンが、彼女の魅力に負けてしまい強く抱き寄せてキスする場面が選ばれた。レジェンド級の美しさと言われるシーンだが、キム・スヒョンはたまらなく気恥ずかしいようで、映像を観ながら終始ソワソワ。思わず小道具のリモコンで消そうとする仕草も見せ、シャイな性格が可愛らしくまたもや笑いの渦が巻き起こる。

ここで2曲目が披露されることに。今回参加した日本のファンを思って準備してきてくれたのが、韓国のロックバンドThe Nutsによる「사랑의 바보(愛のバカ)」 。WANDSと中山美穂のコラボレーションで有名な「世界中の誰よりきっと」のカバーだ。サビ直前の伸びのあるパートを正確に再現する歌声もさることながら、我々になじみ深い曲を今日のために練習してくれた優しさが嬉しい。

韓国でカバーされた「世界中の誰よりきっと」を熱唱するキム・スヒョン
韓国でカバーされた「世界中の誰よりきっと」を熱唱するキム・スヒョン[c]KIM SOO HYUN Japan Official Fanclub
■キム・スヒョン ジャパンオフィシャルファンクラブ

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