『ONE PIECE FILM RED』が10週連続V!『七人の秘書』、『僕愛』『君愛』など新作5タイトルが初登場
スポーツの日を含む三連休となった、10月8日と10月9日の全国映画動員ランキングが発表。トップテンに新作タイトルが一挙に5本ランクインを果たしたものの、好調がつづく『ONE PIECE FILM RED』(公開中)の牙城は崩せず。これで同作は10週連続で1位をキープしたことになる。
まだまだ止まらない『ONE PIECE FILM RED』!V10達成で観客動員1200万人を突破
土日2日間で観客動員16万7000人、興行収入2億3000万円を記録した『ONE PIECE FILM RED』。ついに週末動員20万人を割ったが、それでもまだまだ勢いは衰えず。10月10日(月・祝)までの累計成績では動員1208万人、興収167億7600万円となっている。
次の週末には第6弾入場者プレゼントとしてポストカード8枚セットが全国50万セット限定で配布されるだけに、もうひと伸びする可能性も充分。歴代興収ランキングで現在10位の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(02)の興収173億円、同じく第9位の『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03)の興収173.5億円をすでに射程圏内に収めた。
5本の新作が一挙にランクイン!トップテンの半分が入れ替わり
2位には大川隆法が製作総指揮&原作を務め、人々を苦しめる“呪い”と対峙するスピリチュアルヒーローの活躍を描いた『呪い返し師-塩子誕生』(公開中)が初登場。土日2日間で動員11万5000人、興収1億4200万円をあげ、祝日を含む公開4日間の累計成績は、動員19万4000人、興収2億4000万円となっている。
また4位には、2020年に放送され好評を博したテレビドラマの劇場版『七人の秘書 THE MOVIE』(公開中)が、土日2日間で動員9万6000人、興収1億2700万円で初登場。こちらは公開4日間の累計動員18万5000人、興収2億3900万円を記録。
そして5位には、ユニバーサル・スタジオとドリームワークス・アニメーションによる『バッドガイズ』(公開中)がランクインし、独立した2作品の物語の世界が絡み合い交差する乙野四方字による小説を基にしたアニメーション『君を愛したひとりの僕へ』と『僕が愛したすべての君へ』がそれぞれ9位と10位に初登場を果たした。
公開4週目の『沈黙のパレード』(公開中)は、土日2日間で動員11万3000人、興収1億6600万円をあげて3位に。累計成績は動員174万人、興収24億円に迫っている。公開20週目を迎えた『トップガン マーヴェリック』(公開中)はついにトップ10圏外へ降下したが、累計では動員817万人が目前に迫り、興収は131億円を突破。『ボヘミアン・ラプソディ』(18)を抜いて歴代興収ランキング第21位に浮上している。
以下は、1~10位までのランキング。(10月8日・9日)
1位『ONE PIECE FILM RED』
2位『呪い返し師-塩子誕生』
3位『沈黙のパレード』
4位『七人の秘書 THE MOVIE』
5位『バッドガイズ』
6位『映画デリシャスパーティ・プリキュア 夢見る・お子さまランチ』
7位『“それ”がいる森』
8位『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』
9位『君を愛したひとりの僕へ』
10位『僕が愛したすべての君へ』
今週末には、柊あおいの同名漫画を清野菜名と松坂桃李のダブル主演で実写映画化した『耳をすませば』(10月14日公開)、人気携帯小説を橋本環奈主演で実写映画化した『カラダ探し』(10月14日公開)などが公開を控えている。
※「デリシャスパーティ・プリキュア」と「夢見る・お子さまランチ」の「・」はハートマークが正式表記
文/久保田 和馬