『カラダ探し』橋本環奈、眞栄田郷敦、山本舞香に単独インタビュー!ホラー作品ならではの苦労、“毎日一緒にいた”現場秘話まで
シリーズ累計発行部数340万部を突破したループ型ホラー『カラダ探し』(公開中)が、橋本環奈主演で映画化。いるはずのない幼い少女から「ワタシのカラダ、探して」と言われた高校生の明日香(橋本環奈)。その日の深夜0時を迎えた瞬間、明日香は幼なじみの高広(眞栄田郷敦)やクラスメイトの留美子(山本舞香)、篤史(神尾楓珠)、翔太(醍醐虎汰朗)、理恵(横田真悠)と共に学校にいた。状況が呑み込めないまま、全身が血で染まった“赤い人”に全員殺されてしまう。その日から明日香たちは永遠に同じ日を繰り返すことに。“明日”を迎えるべく、趣味も性格も異なる6人が協力し、友情が芽生えていく。ホラー作品であると同時に、高校生たちの青春を描く本作。怖いだけではない、『カラダ探し』に込められたメッセージとは?橋本環奈、眞栄田郷敦、山本舞香に話を聞いた。
「本番がスタートしたら、明日香になってる。環奈の切り替えがすごかった」(山本)
――お互いに、それぞれの役柄に対しての印象はいかがでしたか?
山本「私や真悠は素に近い役なんですけど、環奈は感情をあまり出さないタイプの明日香とは真逆です。カメラが回るまではみんなとめちゃくちゃ笑ってるのに、本番がスタートしたら、明日香になってる。環奈の切り替えがすごかったですね」
橋本「女子3人でカフェに行くシーンがあるんですけど、舞香のアドリブ力がすごくて。おもしろいから思わず突っ込んじゃうんですけど、素が出てしまって大変でした(笑)」
眞栄田「そのシーンは僕も好きです。『カラダ探し』を逆手にとって、日常を楽しんでいる3人の雰囲気がよかったですね」
山本「高広も郷敦の素のイメージに近いかも」
眞栄田「そう言われるんですけど、どうなんでしょうね」
橋本「高広が日常からかけ離れた世界でも最前線で戦って、みんなを守るリーダーシップを発揮する感じはすごく、郷敦っぽいなと思いました。留美子も舞香そのままのイメージというか」
山本「郷敦、最初は人見知りだったよね」
橋本「そうね。というか、いまも多分人見知りだと思う」
山本「私たちに『心を許してもいいな』って思ったのはどのタイミングだった?」
眞栄田「夜遅くまで撮影していた、クライマックスシーンとかかな?」
橋本「結構後半…(笑)」
「ホラー作品の現場は、ほかの作品よりも想像力が必要」(眞栄田)
――今回、漫画作品を実写化ということですが、難しかった部分はありますか?
橋本「映像化されることで、キャラクターが変わった部分があったのと、傷の見せ方など細かい部分が大変でした」
眞栄田「高広は漫画とは全然違うキャラクターだったので、正直原作のキャラクターは意識してなかったですね。台本で読み取れる高広を、僕なりに演じていました」
橋本「すごく考えてやっていましたよ」
山本「まじめだから。彼の素敵なところです」
――ホラー作品という点ではいかがでしょうか。特別な準備や、大変なことはありましたか。
橋本「いつもホラー作品で撮影中に言われるのは、リアクションをよりオーバーにしてほしいという点ですね。映像作品は音楽や効果が入ることによって怖さが変わってくるじゃないですか。だから、日常の驚き方だと、作品の中では自然に見えないことがあるんです。ただ、今回、明日香は感情が表に出さないキャラクターなので、あまりオーバーにすることもなかったですね」
眞栄田「ホラーは初めてだったんですけど、現場に入って感じたのがほかの作品よりも想像力が必要だな、ということですね。あとは、環奈さんが息遣いをオーバーにされているのを見て、そのぐらいしないと作品にフィットしないんだな、というのを感じていたんです。いまの話を聞いて納得しました」
山本「大変なことだと、私は叫び声が出ないんですよね。キャーッ!って」
眞栄田「出てましたよ?」
山本「頑張れば出るんですよ。苦労したのはそれぐらいで、現場はすごく楽しかったです。本当に毎日一緒にいました」
橋本「現場で、舞香の誕生日をサプライズで祝ったりもしたね」
山本「スタッフもキャストも、みんな仲が良い現場でした」