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『イニシェリン島の精霊』男2人のせつない後ろ姿を捉えた日本版ポスタービジュアルが到着

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『イニシェリン島の精霊』男2人のせつない後ろ姿を捉えた日本版ポスタービジュアルが到着

第90回アカデミー賞で6部門7ノミネートを獲得し2部門に輝いた『スリー・ビルボード』(17)を手掛けたマーティン・マクドナー監督が、サーチライト・ピクチャーズと再タッグを組む『イニシェリン島の精霊』(2023年1月27日公開)。本作より、日本版ポスタービジュアルが解禁となった。

舞台は本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリック(コリン・ファレル)は長年友情を育んできたはずだった友人コルム(ブレンダン・グリーソン)に突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、その理由は不明。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた。

先日開催された第79回ヴェネチア国際映画祭においてヴォルピ杯男優賞をファレル、脚本賞をマクドナーが受賞し、熱い注目を浴びている本作が、日本に先駆けて世界各国で公開。同日に公開した『ブラックアダム』(12月2日公開)に引けを取ることなく、北米では全世界興収1億ドル突破の大ヒット作『EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE』(2023年公開)に迫る、今年の館アベレージ2位を記録し、イギリスでは週末興行収入ランキングで2位、そして物語の舞台でもあるアイルランドでは1位発進と、各国で堂々の大ヒットスタートを切っている。

そんな本作の公開を記念して、日本版のポスタービジュアルも到着。アイルランドの美しい海辺の景色を前に佇む主人公パードリックがこっそりと様子を伺う先には、親友のコルムの姿が。一方、コルムはパードリックのことを見向きもせずにまっすぐに正面を向いており、「すべてがうまく行っていた、昨日までは。」というパードリックの想いを代弁するかのようなコピーからも、2人の友情が一方通行であることを感じさせるせつなさも相まったビジュアルになっている。はたして、コルムがパードリックとの絶縁を望む理由とは?そして、パードリックはコルムとの友情を取り戻すことはできるのだろうか?


才気に満ちたセリフの応酬とともに喜劇と悲劇のはざまを揺れ続け、突然訪れるクライマックスに震撼する、まさに“マクドナー印”の最新作『イニシェリン島の精霊』。今後の続報にも注目だ。

文/サンクレイオ翼

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