百田夏菜子、チャドウィック・ボーズマンへの想いを吐露。藤岡弘、は『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』への熱弁止まらず!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
百田夏菜子、チャドウィック・ボーズマンへの想いを吐露。藤岡弘、は『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』への熱弁止まらず!

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百田夏菜子、チャドウィック・ボーズマンへの想いを吐露。藤岡弘、は『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』への熱弁止まらず!

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(11月11日公開)の完成披露試写会が11月10日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、日本語版声優を務める百田夏菜子(シュリ役)、浪川大輔(ネイモア役)、早見沙織(アイアンハート役)と、サプライズゲストとして藤岡弘、が登壇した。

本作は、ヒーロー映画としては初となるアカデミー賞作品賞にノミネートされた『ブラックパンサー』(18)からつながる物語。国王とヒーロー、2つの顔を持つティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)を失ったワカンダ国に海の帝国の脅威が迫り、ティ・チャラの妹で天才科学者のシュリ(レティーシャ・ライト)たちが、危機に立ち向かっていく姿を描く。

チャドウィック・ボーズマンとの思い出を明かした
チャドウィック・ボーズマンとの思い出を明かした

前作に引き続きシュリ役を続投する百田は「この日を待ち望んでいました」と映画公開を明日に控えて笑顔。ももいろクローバーZのメンバーである高城れにが先日、日本ハムファイターズの宇佐見真吾選手と結婚することを発表したこともあり、司会から「おめでたいことと言えば」と話を振られる場面もあり、百田は「いいんですか。私たちごとで」と切りだしつつ「グループのメンバーが結婚しまして。(映画公開と)おめでたいこと続きで、とてもうれしいです。(高城には)『本当におめでとう』ということを伝えました。ぜひ夫婦でもこの作品を観てくれたら」と呼びかけていた。

続編への期待が高まるなか、2020年8月にティ・チャラ役を演じたチャドウィック・ボーズマンが亡くなり、世界中を深い悲しみに包んだ。「映画公開の喜びを誰に伝えたいか?」と聞かれた百田は 、「チャドウィック・ボーズマンさんにお伝えできたらいいなと思います」としみじみ。「前作の時にチャドウィック・ボーズマンさんにお会いして『日本の妹です』と自己紹介したら、すごく温かくハグをしてくださった。今回こうして日本でもたくさんの方が楽しみにしてくださっているということと、『無事に公開されます、日本でも盛り上がっていますよ』とお伝えできたらないいなと思います」と心を込めていた。

サプライズゲストとして藤岡弘、が登場「公開おめでとうございます!」と花束を贈呈
サプライズゲストとして藤岡弘、が登場「公開おめでとうございます!」と花束を贈呈

またこの日は、サプライズゲストとして日本を代表する“ヒーロー”でもある藤岡弘、が駆けつけた。「公開おめでとうございます!」と花束をプレゼントされた百田は「近くでヒーローに会えてうれしいです」と大喜び。すでに本作も鑑賞したそうで、藤岡は「ドキドキ、ワクワク。いまの極難の時代に希望と夢、勇気を与えてくれるすばらしい感動の映画でした」と感動しきり。

ヒーロー論、止まらず!熱っぽい言葉で会場を沸かせた
ヒーロー論、止まらず!熱っぽい言葉で会場を沸かせた

さらに「いまこういう時代にこそ観てもらいたい映画」と口火を切り、「ヒーローって絶対にいてほしい。全人類にとってなくしてはならない存在はヒーローだと、ヒーローの存在の重要性が一層認識される映画。国を思い、全人類を思い、世界の平和と幸せを願う。それに命をかけて、強じんな精神力で信念のもとに戦い続けるヒーロー像こそ、世界が求めてやまない存在、象徴だと思います」とヒーロー像について熱弁。それぞれのキャラクターも「個性がある」といい、「とにかく観るしかない。全世界の人に観てほしい」と力強くアピールを続けた。


藤岡の言葉に、海の帝国の謎めいた王、ネイモア役を演じた浪川も「最高です」と胸を打たれた様子で、「藤岡さんがおっしゃってくれた熱意は、映画からも伝わってくる」とコメント。アイアンハートことリリ・ウィリアムズ役を演じた早見も「自分の周りの温度が少し上がっています」と興奮しきりで、「いまここに立っているからできなかったんですが、書き留めたいくらいでした。ステキな言葉を心で受け止めました」と声を弾ませていた。

すると藤原は再び「あのね。もう一回言いたいのは、ヒーローというのは…」と語りだし、周囲も大笑い。「やっぱりね、きつい、汚い、危険。それに恐れることなく突き進む。己を捨て、自己犠牲の精神の象徴」と熱弁が止まらず、「すみません。感動を思いだして、つい(言葉が)出てしまった」と照れ笑いを見せるなど、情熱的な言葉で大いに会場を喜ばせていた。

取材・文/成田おり枝

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