赤楚衛二、「舞いあがれ!」貴司役でさらなる飛躍へ!目黒蓮の新キャラ登場で今後の展開を占う
連続テレビ小説「舞いあがれ!」(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか)で、福原遥演じるヒロイン岩倉舞の幼なじみである梅津貴司役を演じ、熱い視線を浴びている赤楚衛二。有村架純と中村倫也W主演のドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」での好演も記憶に新しい赤楚だが、朝ドラ出演でお茶の間でもさらに人気を集めることになりそうだ。
赤楚が苦悩を抱えた幼なじみ、貴司を好演!
「舞いあがれ!」は、ものづくりの町、東大阪で生まれた舞が、祖母(高畑淳子)の暮らす自然豊かな長崎、五島列島で、「ばらもん凧」を見て空に魅入されたことをきっかけに、空を飛ぶ夢に向かって邁進していくという物語。赤楚演じる貴司は、隣のお好み焼き屋「うめづ」の1人息子で、同級生の舞や望月久留美(山下美月)と幼なじみ3人でよく集い、近況報告をしあっている。
そんな貴司は、高校卒業後にシステムエンジニアとして就職するも、どうやらブラック企業だったらしく、“疲弊フラグ”が出ていて心配されていたが、とうとう追い込まれ、突然失踪してしまったのだ。
第7週の予告編で貴司のピンチがちらついた瞬間、SNSでは悲鳴が挙がったが、無事に舞たちと五島列島で再会できたことで、視聴者が胸をなでおろしたことは言うまでもない。そして、ようやく自分が抱えていた苦悩を舞や久留美に打ち明けたことで、闇落ちしていた気持ちも切り替えられたようだ。
赤楚にとっては、初の朝ドラ出演作となった「舞いあがれ!」。同作の主要キャストが発表された時、赤楚はヒロインの恋人や結婚相手の有力候補としてその名前が挙げられた。貴司と舞は家が隣の同級生で、親同士も仲良しという設定はあだち充原作「タッチ」を彷彿とさせる。
目黒蓮の新キャラ登場で、舞と貴司の今後はどうなる?
だが、ヒロインの相手役として、最大の対抗馬にして大本命とされているのが、現在放送中の連ドラ「silent」が絶好調の目黒蓮(Snow Man)だ。目黒が演じるのは、舞がのちに入学する航空学校で出会う柏木弘明役ということで、遂に第8週で初登場となる。予告編では舞に向かって「頭のなかはお花畑か」と冷めた言葉を言い放つシーンが挿入されたが、どうやら一癖ありのキャラクターとなりそうだ。
なぜ本命が目黒なのかといえば、朝ドラにおけるヒロインの幼なじみという設定は、恋が成就する可能性が低めだから。近年を振り返っても、黒島結菜主演の前作「ちむどんどん」の前田公輝演じる砂川智しかり、清原果耶主演作「おかえりモネ」の永瀬廉(King & Prince)演じる及川亮しかり、容姿も性格も文句なしなのに、ヒロインを想う恋は報われず、いわゆる“噛ませ犬”に終わることが多い。
もちろん、無事にゴールインするパターンもある。たとえば近作だと「おちょやん」で、杉咲花演じるヒロイン、竹井千代と成田凌扮する天海一平は無事に結ばれた。といっても、その後、千代は一平に浮気をされてしまうのだが…。また、「半分、青い。」で永野芽郁が演じた楡野鈴愛と、佐藤健演じる萩尾律のカップルのように、お互いにすったもんだを乗り越えてゴールインするというレアなパターンもあるので、舞と貴司の今後についても、可能性は未知数だ。
いずれにしても、ヒロインの“イケメン幼なじみ”というポジションは実においしい。特に「舞いあがれ!」における貴司は、笑顔が似合う繊細な好青年という女子の大好物的な役どころで、赤楚株は急上昇している。