15年ぶりの『魔法にかけられて』ビフォーアフターを比較!続編では“世界”も劇的変化
町全体が“おとぎ話の世界”に!?ジゼルにまさかの変化が…
それから15年。最新作では、ロバートとロバートの娘モーガン(ガブリエラ・バルダッチノ)と3人で暮らすジゼルが、大都会ニューヨークから郊外の田舎町モンロービルへ引越すところから始まる。ティーンエイジャーになったモーガンは引越しに反対しており、ジゼルと険悪なムードに。さらに次から次へとトラブルが頻発し、幸せな生活を取り戻そうとしたジゼルは魔法の力を借りることを決断。ところがうっかり町全体を“おとぎ話の世界”へと変えてしまう。
またしてもユニークかつ予想外の展開が待ち受けている本作。ジゼル役のアダムスをはじめ、ロバート役のデンプシー、ナンシー役のイディナ・メンゼル、そしてエドワード役のマースデンら前作からの続投キャストは15年の歳月を経て貫禄たっぷり。30代から40代前半だった前作以上に、見た目の雰囲気とのギャップで物語のコミカルさを高めてくれる。そしてヴィランのマルヴィナ・モンロー役を演じるマヤ・ルドルフのインパクトや、モーガン役に抜擢されたバルダッチノの新人らしからぬ好演も必見だ。
予告映像ではおとぎ話の世界に変貌したモンロービルで、人々が歌い踊るハッピーさ全開のミュージカルシーンも見受けられた。もちろん劇中の音楽を手掛けたのは、ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケン。本作でも心躍る楽曲の魅力は盛りだくさんだ。さらに魔法の力によって家族が危機にさらされ、心優しく陽気なジゼルはいじわるな“継母”へと変貌。マルヴィナとの激しい魔法バトルが勃発するなど、波瀾万丈ぶりは前作以上!
前作を公開時などに観ているという人も、この最新作を観る前にディズニープラスでおさらいしておけば、登場人物たちの変化やあらゆる部分がパワーアップしていることを実感でき、楽しさ倍増まちがいなし。笑いもワクワクもハッピーさもマシマシの夢と魔法に満ちあふれたジゼルの新たな物語を、家族みんなで楽しんでほしい!
文/久保田 和馬