南沙良、ミニシアターを巡る Vol.25 目黒シネマ(前編)

コラム

南沙良、ミニシアターを巡る Vol.25 目黒シネマ(前編)

「DVD&動画配信でーた」と連動した連載「彗星のごとく現れる予期せぬトキメキに自由を奪われたいっ」では、私、南沙良がミニシアターを巡り、その劇場の魅力や特徴をみなさんにお伝えします。第25回は目黒にある「目黒シネマ」さんにお邪魔しました!

地下に広がるミニシアター、目黒シネマの魅力に迫る!
地下に広がるミニシアター、目黒シネマの魅力に迫る!撮影/杉映貴子

地下にひっそり佇む『ニュー・シネマ・パラダイス』のような映画館

目黒駅から歩いて3分ほどのところにある目黒シネマ。実は以前、事務所が近くにあったので、このあたりはたまに通っていたのですが、地下にこんな素敵な映画館があったなんて!上映ラインナップ、ディスプレイ、グッズ…いたるところにスタッフの方の映画愛を感じる劇場です。

【写真を見る】あちこちに映画人のサインがあふれる目黒シネマ。劇場の魅力を南沙良が紹介!
【写真を見る】あちこちに映画人のサインがあふれる目黒シネマ。劇場の魅力を南沙良が紹介!撮影/杉映貴子 ヘアメイク/藤尾明日香 スタイリング/道券芳恵

目黒シネマは1955年、前身である目黒ライオン座、目黒金龍座の2館体制でオープンしました。1975年に目黒シネマとしてリニューアルして以来、2本立て映画館として運営を続けています。洋邦問わず幅広いセレクトのラインナップが魅力のミニシアターです。

秘密基地のような映写室への入口!
秘密基地のような映写室への入口!撮影/杉映貴子

特別に映写室に入れていただきました。見てください、この入口!この部屋から事務所、館内にもつながってるんです。秘密基地みたいで思わず大興奮!まるで『ニュー・シネマ・パラダイス』のようです。

Tシャツのデザインは元スタッフの方が描かれたとのこと
Tシャツのデザインは元スタッフの方が描かれたとのこと撮影/杉映貴子


グッズコーナーには上映中作品以外のパンフレットも。Tシャツの映写機のイラストは、なんと元スタッフの方が描いたのだそう!缶バッジもかわいいんです。

こちらのデザインも劇場のスタッフさんによるもの
こちらのデザインも劇場のスタッフさんによるもの撮影/杉映貴子

目黒シネマで映画を観るともれなくもらえるリーフレット。個性豊かな表紙のイラストは、スタッフの皆さんが描いていると聞いてびっくり。ちなみに、入場引換券の役割も果たしているんですよ。

次回は支配人の佐藤公男さんにお話を伺います。お楽しみに!

取材協力/稲田豊史

●目黒シネマ
公式サイト http://www.okura-movie.co.jp/meguro_cinema/
住所 東京都品川区上大崎2-24-15 目黒西口ビルB1
電話 03-3491-2557
最寄駅 目黒駅

●南沙良 プロフィール
2002年6月11日生まれ、東京都出身。第18回ニコラモデルオーディションのグランプリを受賞、その後同誌専属モデルを務める。
女優としては、映画『幼な子われらに生まれ』(17)に出演し、デビュー作ながらも、報知映画賞、ブルーリボン賞・新人賞にノミネート。2018年公開の映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18)では映画初主演ながらも、第43回報知映画賞・新人賞、第61回ブルーリボン賞・新人賞、第33回高崎映画祭・最優秀新人女優賞、第28回日本映画批評家大賞・新人女優賞を受賞し、その演技力が業界関係者から高く評価される。2021年には、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021のニューウェーブアワードを受賞。
最近の主な出演作に『ゾッキ』(21)、『彼女』(21)、『女子高生に殺されたい』(22)、MIRRORLIAR FILMS Season3『沙良ちゃんの休日』(22)、『この子は邪悪』(22)、ドラマ「ドラゴン桜」、「鎌倉殿の13人」、「セイコグラム~転生したら戦時中の女学生だった件」など。待機作に、ドラマ「女神の教室〜リーガル青春白書〜」のほか、Netflixで3月配信予定の「君に届け」などがある。
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