主演の戸田恵梨香を原作者の湊かなえが“ファミリー”と激賞!『母性』貴重な2人の対談映像が解禁

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主演の戸田恵梨香を原作者の湊かなえが“ファミリー”と激賞!『母性』貴重な2人の対談映像が解禁

戸田恵梨香主演の衝撃作『母性』が11月23日に公開され、週末の動員数で実写邦画No.1を獲得するヒットスタートを切った。このたび、娘を愛せない母ルミ子役を演じた主演の戸田と、原作者の湊かなえによる対談が実施され、その特別映像が解禁となった。

ある未解決事件の語り手となる母娘を演じた戸田と永野芽郁。本作は、昨年放送されたドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」での共演で人気を博した“とだめい”コンビファンをはじめ、20~30代女性を中心に多くの観客たちを魅了した。戸田の湊作品への出演は、ドラマ「花の鎖」、「リバース」に続いて3度目となった。人間の心理の奥底をあぶりだす名作を次々に生みだし、“イヤミスの女王”として絶大な支持を集める湊は、確かな表現力と存在感で湊ワールドの人物像を見事に体現する戸田を“ファミリー”と呼ぶほど激賞する。

本作における戸田の演技を観た湊は「完成した映画で戸田さんを一目見て、この人はいままでなにを背負ってきたのだろう?という表情に、ガシッと心をつかまれて鳥肌が立ちました。あの表情ひとつですごいものを背負ってきたことがわかりました。セリフもなにもいらないんだ、もうルミ子だ!と思い、本当にゾクゾクしました」と太鼓判を押す。

湊の言葉に胸を撫でおろした様子の戸田は「ルミ子の人生が壮絶過ぎて、私自身の人生にはとてもかなわない重さと経験なんですよね。その説得力を持たせられるかは不安でしたし、未知の世界でした。それを成立させるにはどのようにすればいいのだろうかと、ものすごく理論と理屈を考え抜いてやっていました」と語り、また「今回は感情だけでは成立させられない。ましてや自分の目線だけではなくて、娘からの目線もあって、その娘からの目線ではどのように見えているのかという客観視も必要でした。本当に頭を鍛えられた現場でした」と難役に挑んだ現場を回顧する。

同じ出来事でも母、ルミ子の視点と娘、清佳の視点による証言の違いが交錯し、全く違う真実が浮かび上がるという構造についても、湊は戸田の絶妙な演じ分けに感動したそうで「一つひとつの表情やセリフの言い方などから、正解はこれだったのだと、逆に私が教えてもらった気がしました」と熱く語る。その人物像を作り出した張本人である原作者が、自身のイメージを上書きされるほどの鮮烈なインパクトを残す戸田をはじめ、永野、大地真央、高畑淳子ら豪華女優陣の快演合戦は、本作の大きな見どころの一つとなっている。

うれしそうな笑みを見せたり、噛みしめるようにうなずいたり、時には湊の執筆スタイルや発想の原点について興味深そうに質問する戸田と、あふれる想いが止まらない湊。『母性』以前から縁のある2人による熱いトークが繰り広げられていく。「特に今回のルミ子は、いままでに見たことのない戸田さんを見せていただけたと思っています。戸田さんの可能性、新しい扉をまた一つ見せてもらったからこそ、もっといろいろな扉を見せていただきたいと思いますし、その違う扉でまた自分の書いたものを演じてもらえたらいいなと思います」と次のオファーともいえる湊の言葉に、「うれしいです!最高です!」と感激の表情を見せる戸田。


近い将来、また湊作品の世界を生きる戸田の熱演を期待せずにはいられない対談となった。この貴重な対談の全文書き起こしは公式HPで掲載中なので、ぜひチェックしていただきたい。

文/山崎伸子

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