黒木華、寛一郎、池松壮亮が共演!阪本順治監督のモノクロ映画『せかいのおきく』が公開決定

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黒木華、寛一郎、池松壮亮が共演!阪本順治監督のモノクロ映画『せかいのおきく』が公開決定

<キャスト、スタッフのコメント>

●黒木華(おきく役)

「阪本順治監督の時代劇初挑戦となる『せかいのおきく』が、撮影開始から約2年の時を経て、長編映画として完成することができました。
深々と降る雪のシーンから撮影が始まりました。美術がとてもすばらしかったことを、いまでも強く印象に残っています。
『せかいのおきく』、この題名に込められた阪本監督の想いが、より多くの方に伝わるよう、おきくを演じられていたらと思います。
いまの時代につながる尊さがある作品になっていると思いますので、たくさんの方に観ていただけるとうれしいです」


●寛一郎(中次役)

「青春。それは、恋とせかいとうんち。
阪本順治最新作お楽しみに」

●池松壮亮(矢亮役)

「敬愛する原田満生さんに誘われて、この魅力的な企画に二つ返事で参加しました。
阪本監督の見事な脚本と、路上の人々に寄り添い続ける態度とその手腕に感銘を受け、すご腕のスタッフキャストに出会い、新しい時代劇を目指して撮影しました。
サスティナブルに生きることを心と細胞とで理解していたころ、うつろいの中で、自然とともに生き、空と人と情緒があったこと、祈りがあったこと。貧しくもみずみずしく生きる人々の映画です。今を生きる多くの人々に届くことを願っています」

●阪本順治監督

「気候変動による災害、戦争を終わらせられない指導者たち、真っ先に死んでゆくのは、なんら世界経済の恩恵を受けない階級層。消費されるのは、モノだけではなく、〝ひと〟だ。
本作は、江戸時代における食のサイクルを基軸として、没落した武家の娘と、糞尿の処理に携わる賤民たちを主人公に、低い視座から社会を眺めるだけではなく、〝汚い〟ところから世界をえがこうとする意欲作。しかも軽妙に、しかし美しく、だ。名付けて、糞ったれ青春時代劇!」

文/山崎伸子

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