戸田恵梨香と大地真央の熱演に注目!『母性』火事シーンを捉えた本編映像が解禁
湊かなえが「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」とまで語った渾身の一作を映画化した『母性』。現在公開中の本作より、悲劇の引き金となる火災シーンを切り取った本編映像が解禁となった。
未解決事件の語り手となる母娘を、戸田恵梨香と永野芽郁という人気実力トップクラスの2人の女優が演じ、大地真央、高畑淳子、中村ゆり、山下リオらが共演する本作。人間ドラマの名手、廣木隆一が監督を務め、第41回バンクーバー国際映画祭にて正式招待作品としてワールドプレミアが実施。日刊スポーツ映画大賞や報知映画賞へ複数ノミネートされるなど、期待されるなか公開され、見事初登場の週末動員ランキングで実写邦画1位を獲得した。
今回解禁された映像は、“母性”に惑わされる物語の真実がひそむ、衝撃の“火災シーン”の一部。母と娘が巻き込まれ、大切な誰かに目の前で危機が迫ったとき「どちらを助けるか」という究極の選択にルミ子。母は未来ある大切な孫の命を助けるよう説得をするが、大好きな母のことしか目に入らないルミ子は「いやよ。いや。私はお母さんを助けたいの!」と聞く耳を持たない。母に対するルミ子の異常なまでの愛が象徴されたシーンとなっている。戸田は「母への想いが強く、母の世界の中で生きている女性です。彼女自身が自分に気づいていないところもあり、彼女を演じるため様々な試行錯誤を続けましたが、本当に難しい役でした」とルミ子を演じたことに関して語っている。
結果、助けだされた娘、清佳(永野)は無事に成長するが、この火事の奥には悲劇を決定づける真実が潜んでいたのだった。ぜひ、劇場でその真実を目撃し、本作の真意を確かめてほしい。
文/鈴木レイヤ
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