山田裕貴と松本まりか、『夜、鳥たちが啼く』子役からのサプライズレターに感激!
山田裕貴と松本まりかが12月10日、都内で行われた映画『夜、鳥たちが啼く』の公開記念舞台挨拶に子役の森優理斗、そして城定秀夫監督と参加。森からのサプライズレターに山田と松本は大感激だった。
本作は、『そこのみにて光輝く』(14)『オーバー・フェンス』(16)など著作の映画化が続く作家・佐藤泰志による短編小説が原作。若くして小説家としてデビューするも、その後鳴かず飛ばずの鬱屈した日々を送る慎一(山田)と、慎一の家で半同居をする行き場のないシングルマザー、裕子(松本)の日々を描く。
裕子(松本)の息子アキラを演じた森からサプライズで感謝の手紙を読み上げられた山田は「手紙の感想を喋り過ぎると泣いちゃう…。撮影中は、こういうことが幸せなんだと気づかせてくれた。心にグッときています」と感激。松本も「3人で過ごした時間は、私を本当のお母さんにしてくれたような気がする。お母さんという気持ちに気づかせてくれたのは優理斗のおかげ」と愛おしそうに述べていた。
劇中シーンで、慎一(山田)が子どもたちと“だるまさんが転んだ”に興じる場面がある。エキストラの子どもたちをまとめるのに苦労したという城定監督は「子どもたちは助監督の言うことは聞かないけれど、山田さんの言うことは聞いていた」と山田の采配に感謝。これに山田は「11歳の女の子から『私が観た人生の中で一番おもしろいドラマに出ていた人ですね!』と言われて…。この子発信で子どもたちをまとめようと思った」と戦法を明かした。
松本も山田の子ども人気を目の当たりにしたそうで「山田君は人間力が凄い。たくさんの子どもたちがキラキラした目で山田君のことを見ていて、山田君が動くところにみんなが付いていく。それくらい山田君には子どもを惹きつけるパワーがあった。きっといいパパになると思う」と感心した。
ところが、山田が子どもたちを惹きつけたのにはある理由があった。山田は「皆さん僕のことをよく言ってくれていますが、正直『アイスがこの後に来るからね!』と…。それがありました。なので人間力ではないです(笑)」とモノで釣っていたことを告白。すると松本は「騙された…」とガックリで「みなさんちゃんと書いておいてください!人間力ではなかったと!」と集まった報道陣に訴え、笑いを誘っていた。
取材・文/石井隼人