韓国映画史上最も残酷!?キム・ホンソン最新作『オオカミ狩り』日本公開決定
第47回トロント国際映画祭ミッドナイトマッドネス部門に正式出品された『Project Wolf Hunting(英題)』が『オオカミ狩り』の邦題で2023年4月7日(金)より公開されることが決定。この度本作の詳細が明らかになった。
フィリピンに逃亡した犯罪者たちと護送官の刑事を乗せた貨物船“フロンティア・タイタン号”を舞台に描かれる本作。太平洋を進む監獄は、犯罪者の反乱により血で海を染めることになっていく。『メタモルフォーゼ/変身』(21)、『共謀者』(13)などのキム・ホンソンがメガホンをとり、2017年の、韓国人犯罪者47名の集団送還のニュースから着想を得て本作を生みだした。韓国映画としてはポン・ジュノの映画『グエムル 漢江(ハンガン)の怪物』(06)以来16年ぶりの第47回トロント国際映画祭のミッドナイトマッドネス部門に正式出品となった、第55回スペイン・シッチェス国際ファンタスティック映画祭コンペティション部門で審査委員特別賞および特殊効果賞を受賞するなど、各国の映画祭で高い評価を得ている。
8年ぶりの映画復帰作『パイプライン』(22)が記憶に新しいソ・イングクが、全身にタトゥーを入れて大胆なイメージチェンジで第一級殺人の国際手配犯であるジョンドゥを演じた。また、ナイフ使いの寡黙な犯罪者ドイル役で「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」、「サーチ ~運命の分岐点~」などの主演ドラマで知られるチャン・ドンユン、海洋特殊救助団のチーム長役でベテラン俳優のソン・ドンイル、刑事役でパク・ホサン、チョン・ソミンが出演する。
本国ではR18+のレーティングで公開され、容赦ない暴力描写と血しぶきで観客を魅了したが、R15+での日本上陸となる。韓国映画史上最も強烈なバイオレンス・サバイバル・アクションとも言われる本作の公開に期待が高まる。
文/鈴木レイヤ