あなたは誰とパートナーになる?「チェンソーマン」「ジョジョ」に登場するマスコットキャラたち
「チェンソーマン」のポチタのように、主人公と契約しパートナーになるキャラクターが登場するアニメも多い。そしてその多くは、かわいらしいフォルムで親しみやすいマスコットのような見た目をしており、主人公に様々な力を与えてくれる存在だ。きっとアニメを観ながら、「うちにもこんな子がいてくれたら」と一度くらいは想像したことがあるだろう。ここでは、そんなパートナーにしてみたいキャラクターを紹介。苦楽を共にする正真正銘のパートナーか、恐ろしい思想を持つ未知の生物か。一緒にいたいのはどのキャラクターか、妄想しながらチェックしてみてほしい。
主人公のかわいくて頼れる(?)相棒たち
●相棒であり、心の支えでもある「チェンソーマン」ポチタ
子犬のような丸いフォルムとクリクリの目。顔からチェンソーの刃が突き出したポチタ(声:井澤詩織)。瀕死だったところをデンジ(声:戸谷菊之介)に救われて以来、ポチタはデンジの相棒としてデビルハンター稼業を手伝っていた。そんなある日、デンジとポチタはゾンビの悪魔にハメられてバラバラにされ、ゴミ箱に捨てられてしまう。しかしポチタはデンジの血を飲み、「おまえの夢を見せてくれ」と言ってデンジに自分の心臓を与えて融合する。尻尾を引っ張るとチェンソーが作動する仕組みで、林業を営んでいる人にうってつけ。DIYも楽しくなりそうだ。
●代償と引き換えに一つだけ願いを叶える「魔法少女まどか☆マギカ」キュゥべえ
”インキュベーター”と呼ばれる地球外生命体で、少女の希望と絶望からエネルギーを抽出し、それを永久機関とするため、魔法少女を生みだし続けることを使命としている。ネコ、ウサギ、キツネが合わさった小動物のような白くてかわいい見た目をしているが、つぶらな瞳の奥ではなにを考えているかわからない。第6話では、魂が抜けて空っぽになった美樹さやか(声:喜多村英梨)のことを「ただの抜け殻だ」と言い放ち、魔法少女をまるで消耗品のように扱う振る舞いに、主人公の鹿目まどか(声:悠木碧)たちからはドン引きされる。魔法少女になる契約さえ結ばなければ、人畜無害で飼いやすそうな気も。ほかの人には見えないので、会話する時はご注意を。
●スタンド能力を使いこなすボストンテリア「ジョジョの奇妙な冒険」イギー
DIO(声:子安武人)を追いかけてカイロ入りした空条承太郎(声:小野大輔)たちのもとに、スピードワゴン財団から送られた助っ人ならぬ“助っ犬”のイギー。「愚者(ザ・フール)」のカードのスタンド使いで、空を飛ぶこともできる。砂のスタンドで形が自在に変わるため、物理攻撃がほとんど効かず、承太郎でさえ「俺にも殴れるかどうか」と言わしめたほど。しかし性格に難があり、「ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース」の25話に初登場して早々、ポルナレフ(声:小松史法)に襲いかかって髪をむしり抜くなど、まったく言うことを聞かない。ところ構わずおならをする、下品なところも玉に瑕。好物のコーヒー味のガムで手懐けるしかない。
●人語が話せる仲間思いの豚「七つの大罪」ホーク
メリオダスが経営する酒場「豚の帽子亭」のマスコットで、メリオダスの作る美味しいとは言えない飯を残さず食べることができる自称“残飯処理騎士団”団長ことホーク(声:久野美咲)。魔力を持った生き物を食べることで、その生き物の特徴を持った姿に変身することができる。弱いのに強気で、マーリン(声:坂本真綾)からもらったイヤリング型の魔道具“バロールの魔眼”で、相手の闘級を計ることができる。1期23話では、敵ヘンドリクセン(声:内田夕夜)の攻撃「黒死(デッドエンド)」から、メリオダス(声:梶裕貴)とエリザベス(声:雨宮天)を庇って真っ黒焦げに。友を失い泣き崩れるメリオダスたちの前で、ミニサイズになってひょっこり蘇った。ホークがいれば食品ロス問題も一発解決?
●ポケモンマスターを共に目指す「ポケットモンスター」ピカチュウ
ポケモントレーナーになるため旅立ったサトシ(声:松本梨香)に与えられたのは、残りもののポケモン、ピカチュウ(声:大谷育江)だった。出会って早々ピカチュウの怒りを買い、電撃を食らったサトシ。ピカチュウはモンスターボールに入ることを拒否し、言うこともまったく聞かない。相性最悪の2人だったが、旅の道中、オニスズメの大群に襲われ重傷を負ったピカチュウをサトシが身を挺して守ったことで変化が。サトシの気持ちに応え奮起したピカチュウはオニスズメの大群に立ち向かう。結果は惨敗でズタボロになったが、共に窮地を乗り越えたことで2人の間に確かな友情が芽生える。かわいいだけじゃなく、男気にもあふれたピカチュウ。パートナーはキミに決めた!
●プリキュアをサポートして導く「プリキュア」プリキュア妖精たち
「プリキュア」シリーズには、これまで数多くの妖精が登場。「ふたりはプリキュア」には、メップル(声:関智一)とミップル(声:矢島晶子)。「スター☆トゥインクルプリキュア」には、フワ(声:木野日菜)、プルンス(声:吉野裕行)など。全員小さくてかわいい小動物の姿で、語尾に特徴がある。現在放送中の「デリシャスパーティ・プリキュア」には、食べ物にまつわるエナジー妖精が登場。キュルキュルの目とフワフワの尻尾、白キツネの姿をしたお米のエナジー妖精“コメコメ”(声:高森奈津美)は、定食屋“なごみ亭”の娘で、運動神経抜群の和実ゆい/キュアプレシャス(声:菱川花菜)とパートナーシップを結び、ゆいに変身する力を与える。コメコメのほか、「Yes!プリキュア5」のココ(声:草尾毅)&ナッツ(声:入野自由)のように、人間体に変身することができるプリキュア妖精も多い。マスコットの枠を超えて、友だちや保護者としても頼れるのが、プリキュア妖精の強みだ。
●未来がわかる超能力犬「SPY×FAMILY」ボンド
白い大型犬のボンド(声:松田健一郎)は、もともと実験動物として生みだされ、未来予知の能力を持っている。テロリストの計画を聞いて拉致監禁されたアーニャ(声:種崎敦美)を助けたことをきっかけに、フォージャー家に迎え入れられた。アーニャの大好きなスパイアニメ「スパイウォーズ」の主人公ボンドマンから取って“ボンド”と名付けられている。アーニャとボンドのチームワークは抜群で、未来を予知するボンドの心をアーニャが読み取ることで、様々な危機を回避することができる。第14話ではその能力を使って、ロイド(声:江口拓也)に罠の存在を気づかせるなど陰ながら活躍。未来が視える能力は実に魅力的だが、アーニャのように心を読む能力がないと、普通の犬。アーニャとボンドは、まさしく運命によって結ばれた2人と言っていいだろう。