『すずめの戸締まり』が興収100億円を突破!V4の『THE FIRST SLAM DUNK』も興収50億円に
クリスマスとちょうど重なる週末となった12月24日と12月25日の全国映画動員ランキングが発表。年末年始の映画興行を牽引する『THE FIRST SLAM DUNK』(公開中)と『すずめの戸締まり』(公開中)、そして『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(公開中)の3作品が安定した強さを見せ、それぞれ前週と同じ順位をキープした。
上位3作品は前週と変わらず!『THE FIRST SLAM DUNK』が4週連続1位に
これで4週連続で1位に輝いた『THE FIRST SLAM DUNK』の土日2日間の観客動員数は30万2000人、興行収入は4億6200万円と、前週比8割以上の成績をキープ。公開から23日間での累計成績では、動員340万7252人、興収50億6702万9010円となった。
公開7週目の『すずめの戸締まり』は、土日2日間で動員29万9000人、興収3億9800万円と、『THE FIRST SLAM DUNK』に迫る怒涛の追い上げで4週連続の2位。累計成績では動員745万人、そして興収はついに100億円を突破。2022年公開作品では『ONE PIECE FILM RED』(公開中)と『トップガン マーヴェリック』(22)につづく快挙を達成した。
ちなみに新海誠監督作品は『君の名は。』(16)が興収251.7億円、『天気の子』(19)が興収142.3億円を記録しており、これで3作品連続で興収100億円を突破したことになる。これまで日本国内で興収100億円を突破した作品は42本あり、監督作3本以上が“100億超え”を達成したのは宮崎駿監督(5本)以来2人目だ。
『ブラックナイトパレード』『かがみの孤城』などが初登場
4位に初登場を果たしたのは、「聖☆おにいさん」などで知られる中村光の人気漫画を、福田雄一監督と吉沢亮のタッグで実写映画化した『ブラックナイトパレード』(公開中)。土日2日間で動員12万8000人、興収は1億6500万円を記録。公開3日間の成績は動員16万4000人、興収2億1000万円となっている。
また辻村深月の「本屋大賞」受賞作を原恵一監督がアニメーション映画化した『かがみの孤城』(公開中)は6位に初登場。そして「仮面ライダーリバイス」と「仮面ライダーギーツ」がクロスオーバーし、今年20周年を迎えた仮面ライダー龍騎も登場する『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIE バトルロワイヤル』(公開中)は7位スタートとなった。
前週に引き続き3位をキープした『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、土日2日間で動員17万6000人、興収3億4100万円を記録。公開から10日間の累計成績では、動員79万4000人、興収14億4400万円となっている。
以下は、1~10位までのランキング。(12月24日・25日)
1位『THE FIRST SLAM DUNK』
2位『すずめの戸締まり』
3位『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
4位『ブラックナイトパレード』
5位『Dr.コトー診療所』
6位『かがみの孤城』
7位『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIE バトルロワイヤル』
8位『ラーゲリより愛を込めて』
9位『月の満ち欠け』
10位『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』
2022年最後の週末となる今週末には、結成30周年を迎えたロックバンド“Mr.Children”のライブ映像に、関係者やファンのインタビュー映像を織り交ぜた『Mr.Children 「GIFT for you」』(12月30日公開)などが公開を控えている。
文/久保田 和馬