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原菜乃華が感謝!映画『すずめの戸締まり』アフレコで触れた新海誠監督の優しさと「ありがとう」

インタビュー 2022/11/20 20:30

原菜乃華が感謝!映画『すずめの戸締まり』アフレコで触れた新海誠監督の優しさと「ありがとう」

新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』(公開中)で、主人公の岩戸鈴芽(すずめ)を演じた原菜乃華。6歳の時から子役として活動を始め、近年は『罪の声』(20)や『胸が鳴るのは君のせい』(21)などへの出演で注目を集めていた彼女が、1700人を超えるオーディションで新海監督に抜擢され、声優初挑戦にしてヒロインの声に命を吹き込むという大役を務めた。インタビューで完成した映画の感想や、苦労したというアフレコの様子などについて話を聞いていると、本作に懸けた熱い“想い”が伝わってきた。

「みんなの想いを届けたいという気持ちが強いです」

【写真を見る】『すずめの戸締まり』で1700人の中から新海監督に抜擢された、原菜乃華にインタビュー!お気に入りの新海作品はなに?
【写真を見る】『すずめの戸締まり』で1700人の中から新海監督に抜擢された、原菜乃華にインタビュー!お気に入りの新海作品はなに?撮影/YOU ISHII

本作を初めて観た時は、言葉では言い表せないような感情になり涙が止まらなかったと振り返る原。「作品に関わったみなさんの熱のようなものが画面を通してすごく伝わってきて、早くたくさんの人に観てほしい、映画館の大画面と大音量で感じてほしいという気持ちになりました」と感想を口にする。アフレコ時の映像は未完成の状態だったが「自分が想像していたより何倍も、あっと驚くようなすばらしい映像に仕上がっていて、いち観客としても楽しめました。印象に残っているシーンを訊かれたら『全部です!』と答えます」と力強く語った。


主人公の岩戸鈴芽(すずめ)
主人公の岩戸鈴芽(すずめ)[c]2022「すずめの戸締まり」製作委員会

自身の声が吹き込まれたすずめの印象を尋ねると「まだ全然客観的に観られていなくて…」と少し俯きながら、「自分のお芝居を聞く時は、ずっと肩に力が入ってしまいましたが、観ていると新海監督をはじめ、アフレコでお世話になった方たちの顔がわーっと頭のなかに流れてきて。物語そのものにも感動したのですが、映画が出来上がるまでの制作現場の過程を考えると、なかなか気持ちの整理がつかないというのが正直な感想です。自分のお芝居を観ていただく楽しみと同時に怖さもあるけれど、いまは、みんなの思いを届けたいという気持ちが強いです」と現在の心境を明かした。

「すずめの『行ってきます!』にはいろいろな意味が込められている」

アフレコの現場では「これでいいのかな」と最後まで悩み続けていたという。「思い通りに自分の声が使えず、凹んだことは数え切れないほどありました。いまでも、自分の声がちゃんとすずめとして観られるものになっているのか、という不安はあります」としながらも「これから何度も繰り返し観て、自分のお芝居を受け止めたいです。そしてなにより、作品の魅力をしっかり言葉にして伝えられるようにと強く思っています」と笑顔を浮かべた。

すずめのセリフで気持ちいいと感じたのは「行ってきます!」
すずめのセリフで気持ちいいと感じたのは「行ってきます!」撮影/YOU ISHII

アフレコは、新海監督の丁寧な演出のもと進んだと振り返る。「シーンを細かく割ってアフレコをしたのですが、監督はブロックが終わるごとに『すごく素敵でした。菜乃華さん、ありがとう』と名前を呼んで、声をかけてくださるんです。いままでお芝居をしていてこんなにも『ありがとう』と言われたことがなかったので、とても贅沢な時間だったと思います」。

二人は驚きや困難に見舞われながらも前へと進み続ける
二人は驚きや困難に見舞われながらも前へと進み続ける[c]2022「すずめの戸締まり」製作委員会

『君の名は。』の上白石萌音、『天気の子』の森七菜ら、新海監督作品のヒロインを務めた2人は「天然水のように高くて透き通った濁りのない声」で、憧れていたと微笑む。「自分の声がどんな声かと表現するのは正直難しいのですが、みなさんからは『芯があってすずめちゃんらしい』と言ってもらえるので、それを信じたいと思います」とうれしそうに話した。


草太は、“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」
草太は、“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」[c]2022「すずめの戸締まり」製作委員会

松村北斗演じる宗像草太の“祝詞(のりと)”のシーンは「言っていて気持ちよさそうなセリフ」とうらやましく思ったという原が、すずめのセリフで気持ちいいと感じたのは「行ってきます!」だった。「誰もが毎日使う、日常の何気ない言葉だけど、すずめの『行ってきます!』には特別いろいろな意味が込められていて、作品のキーワードになっていると感じています。このセリフは、実は最近も撮り直しをしていて、結構な数のパターンを撮った印象があります」と、完成間際までこだわり抜いたセリフだったことも明かしていた。

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