吉岡秀隆、天皇皇后両陛下&愛子内親王との歓談に緊張しきり「まだホワホワした感じ」

吉岡秀隆と柴咲コウが28日、都内劇場で行われた天皇皇后両陛下と愛子内親王御臨席での映画『Dr.コトー診療所』地域医療支援チャリティ上映会に中江功監督と参加した。

上映後に囲み取材に応じた主演の吉岡は「両陛下をお待ちしている時にコウちゃんが『生きているとこんなことも起こるんですね…』と言ったのがすべてというか。まだホワホワした感じ」といまだ緊張の面持ち。ともに映画を鑑賞し、歓談の時間もあったというが「愛子様はすばらしい感想を仰ってくださいましたが、緊張のあまり(自分の頭が)機能していなくて。でもいいことを仰ってくださっているなというのは覚えています」と貴重な機会に頭が真っ白だった。

対面に柴咲は「みんなでこうして作った映画をまさかご覧いただけるとは思わず、嬉しい気持ちでいっぱいです。自然と優しい気持ちが湧いてくるような不思議な感覚でした」としみじみ。改めて吉岡も「心が洗われるというか、お話をしているうちに浄化されるというか。愛子様から『吉岡さんのフワッとした感じが五島先生にピッタリですね』と言われて。さらにフワフワ。どこまでフワフワ飛んでいけるのだろうかと思った」と感動しきり。「明日祖父のお墓参りに行くのでこれで報告が出来るなと。ご先祖様に自慢が出来る」とうれしそうだった。

吉岡と柴咲にとって、これまでのキャリアで天皇皇后両陛下御臨席での上映会は初めてのこと。吉岡は「俳優をやっていて良かったなと。スタッフや出会ったキャストの方々に感謝しかないです。ほんと生きているとこんなことが起こるのかと。なんだか笑っちゃう」と夢見心地で、柴咲も「より一層自分の関わる作品に責任を持って、とことん楽しんで表現がしたいと思った」と気持ちを新たにしていた。

一方、中江監督は「実は僕はこれで2度目。11年前に平成両陛下とご一緒させていただきました。映画監督としての本数は少ないのに2度目なんて、ある意味で宝くじが当たるくらいの確率。本当にうれしく、感謝しています」と奇縁を喜んでいた。

取材・文/石井隼人