『22年目の告白』&『昼顔』が大ヒットスタート!『美女と野獣』も記録を伸ばす
全国的に広い範囲で梅雨入りの週末となった6月10・11日の興収ランキングは、3本の新作がランクインし、前週から大きく変動した。7週連続で首位をキープしていた『美女と野獣』に替わり初登場1位を飾ったのは、藤原竜也と伊藤英明W主演の『22年目の告白-私が殺人犯です-』。13年の韓国映画『殺人の告白』をベースに『ジョーカー・ゲーム』の入江悠が監督を手掛けたクライムサスペンスだ。
土日2日間で動員23万3500人、興収3億2100万円をあげ、最終興収15億円以上も見込める好スタートを切った。それに続く2位にランクインしたのが、上戸彩と斎藤工が禁断の恋人たちを演じ、社会現象にもなったテレビドラマの劇場版『昼顔』。こちらも動員21万人、興収2億9400万円をあげる好調な出足となった。20代~50代の幅広い層の女性の支持を集め、作品の満足度も87.7%と高く、今後の平日の動員にも期待がかかる。
人気アイドルアニメ『プリティーリズム・レインボーライブ』のスピンオフ作品として映画化され、『キンプリ』の呼び名で大ヒットを記録した劇場版アニメ『KING OF PRISM by PrettyRhythm』のシリーズ第2弾『KING OF PRISM –PRIDE the HERO-』が7位に初登場。公開前日には、前作やシリーズ傑作選と本編を鑑賞できる「おさらい&最速上映会」、キャストや監督登壇の舞台挨拶のライブビューイングも行われ、初日を大いに盛り上げた。
前週2位の『LOGAN/ローガン』、3位の『花戦さ』は2つずつ順位を落としたものの、依然好調をキープしている。
惜しくも8週連続1位とはならなかったが、『美女と野獣』は土日2日間で動員20万5000人、興収2億8700万円をあげて3位にランクイン。
累計興収は109億6000万円となり、『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』(07)の最終興収109億円を抜いて、国内歴代興収ランキング25位に。この記録がどこまで伸びるのかにも注目したい。【トライワークス】