音の大洪水を堪能せよ『バビロン』のDolby Cinema上映が決定!新ポスターも解禁
『ラ・ラ・ランド』(16)でアカデミー監督賞を史上最年少で受賞したデイミアン・チャゼル監督が、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーほか豪華キャストを迎えて放つエンターテインメント最新作『バビロン』(2月10日公開)。第80回ゴールデングローブ賞で作曲賞を受賞した本作が、全国7館でのDolby Cinemaでの上映が決定。あわせてDolby Cinema版オリジナルポスターも解禁となった。
本作の舞台は、ゴールデンエイジ(黄金時代)と呼ばれた1920年代ハリウッド。サイレント映画からトーキー映画へと移り変わる時代に、富と名声、野心に彩られた映画業界で夢を叶えようとする男女の運命を描く。ピット、ロビーのほか、トビー・マグワイア、サマラ・ウィーヴィング、オリヴィア・ワイルド、キャサリン・ウォーターストン、ディエゴ・カルバ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーなど多彩なキャストが集結している。
本作の楽曲を手がけたのは、いまも世界中を虜にし続ける『ラ・ラ・ランド』の音楽を担当したジャスティン・ハーウィッツ。前述の第80回ゴールデン・グローブ賞では、巨匠ジョン・ウィリアムズら強敵を抑えて、見事に作曲賞を受賞した。
1920年代のハリウッドといえば、一気に発展を遂げ、エンターテインメントのすべてが目覚ましく進化していった時代。その隆盛ぶりを再現すべく、映像や撮影技術はもちろんのこと、音楽表現も大きな変革を迎え、特に“ジャズ・エイジ”とも言われるようにジャズミュージックも全盛期を迎えた。そんな世界へ夢を追って飛び込んだ、才能豊かな登場人物たちが見せるパフォーマンスも本作の大きな見どころとなっている。
劇中でかき鳴らされる熱狂的なジャズミュージックは、映画を鑑賞後もずっと頭と耳を離れない魅力にあふれ、観る者の感性を刺激する仕上がりとなった。ハーウィッツが「台本に衝撃を受けてすぐに作曲を始めました。当時の楽器を使い、ロックとダンスを加えてみました。最高にワクワクしました!“攻めた音楽”とはなにかを追求し続けました。大変だったけど最高の音楽ができました」と手応えを語っている。
また、ブラッド・ピットが「彼の音楽は落ち着く。そして美しい」と、マーゴット・ロビーも「これは間違いなく歴史に残る音楽です」と出演するスターたちも魅了された様子。そんな映画界最高峰の音楽を、リアルで鮮やかなサウンドを表現するDolby Cinemaというこの上ない環境でぜひ堪能していただきたい。
文/山崎伸子