横浜流星×藤井道人監督がタッグを組んだ『ヴィレッジ』4月公開決定!ミステリアスな場面写真も一挙に解禁
『新聞記者』(19)や『余命10年』(22)藤井道人監督が、『青の帰り道』(18)や『DIVOC-12』(21)などでタッグを組んだ横浜流星を主演に迎え、“村”という閉ざされた世界に生きる若者のリアルを描く『ヴィレッジ』の公開日が4月21日(金)に決定。このたび本作の場面写真が一挙に解禁された。
物語の舞台は夜霧が幻想的な、とある日本の集落、霞門村。のどかな景観に似つかわしくないゴミ処理施設で働く作業員の片山優(横浜流星)は、かつて父親がこの村で起こした事件の汚名を背負い、村中から蔑まれ絶望のなかを生き、わずかな給料は母親が抱えた多額の借金の返済に消えていく。孤独に耐えながら、希望のない日々を送っていたある日、上京していた幼なじみの美咲(黒木華)が村に帰ってくる。
このたび解禁された場面写真は全部で9枚。まるでなにかに取り憑かれたかのような虚ろな眼差しで、この村に受け継がれてきた“薪能”の面を見つめる優の姿をはじめ、村長である父の権力を傘に優をこけにする透(一ノ瀬ワタル)や、ゴミ処理施設でともに作業にあたる龍太(奥平大兼)や、金網の向こうを見つめる恵一(作間龍斗)の姿。さらにはある事件をきっかけに村を離れて刑事となった光吉(中村獅童)が美咲に能の稽古をつけるシーンなどが切り取られている。
藤井監督作品の魅力でもある息を呑むほど美しい映像のなかで紡がれる、ミステリアスな世界観と現代日本が抱える“闇”。日本映画の変革者として様々な注目作を世に送りだした故、河村光庸プロデューサーの遺志を継いだ制作チームが放つ異色のサスペンスを、是非とも劇場で堪能あれ。
文/久保田 和馬
作品情報へ