新生“DCユニバース”をジェームズ・ガンが発表!「スーパーマン」「バットマン」の新作映画など10作品がラインナップ
昨年秋にDCスタジオの共同会長兼CEOとなったジェームズ・ガンとピーター・サフランが、新たな「DCユニバース(DCU)」の“第1章:Gods and Monsters”を構成する10作品の映画・テレビシリーズのラインナップを発表した。「The Hollywood Reporter」など複数のメディアが報じている。
公開された動画のなかでガンは、DCUの映画やテレビシリーズなどをひとつにつなげることを宣言。現在プロジェクトが進行しているマット・リーヴス監督とロバート・パティンソン主演の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(22)の続編やトッド・フィリップス監督の『ジョーカー』(19)の続編などは「DC Elseworlds」と銘打ち、DCUとは異なる位置付けとして展開していくとのことだ。
また2023年にも『シャザム!~神々の怒り~』(3月17日公開)を皮切りに4本のDCU作品の公開が控えているが、ガンは『The Flash』(6月16日全米公開)を「DCUをリセットする作品」と説明。その後公開される『Blue Beetle』(8月18日全米公開)を経て、『Aquaman and the Lost Kingdom』(12月26日全米公開)が、今回発表された新生DCUへと直接つながっていくことを明らかにした。
“第1章:Gods and Monsters”に含まれる作品を発表順に上げていくと、ガンが手掛けるアニメシリーズ「Creature Commandos」、HBO Maxシリーズ「ピースメーカー」のスピンオフでヴィオラ・デイヴィス演じるアマンダ・ウォラーを描くドラマシリーズ「Waller」。また、ガン自ら脚本を務めメガホンをとる可能性もあるという「スーパーマン」の新作映画『Superman: Legacy』が2025年7月11日の公開を目指していると発表。
さらに「グリーン・ランタン」のハル・ジョーダンとジョン・スチュワートをフィーチャーしたテレビシリーズ「Lanterns」や、「ワイルドストーム」のヒーローたちをDCUに取り入れる大作映画『The Authority』、「ワンダーウーマン」の故郷セミッシラを舞台にしたドラマシリーズ「Paradise Lost」、グラント・モリソンのコミックを原作にバットマンと、彼の息子とされるダミアン・ウェインを描くDCUの新たなバットマン作品『The Brave and the Bold』。
そして1986年に初登場したヒーローを主人公にしたドラマシリーズ「Booster Gold」や、トム・キングのコミックを原作とした『Supergirl: Woman of Tomorrow』、ダークホラー映画『Swamp Thing』まで。報道によればこれらの作品はいずれも現在企画開発途上であり、変更になる可能性もあるとのこと。さらなる進化を迎えようとしているDCユニバース。今後届けられる続報から目が離せない!
文/久保田 和馬