“生きること”に執着する新たな信長像『レジェンド&バタフライ』本能寺の変の場面写真が解禁

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“生きること”に執着する新たな信長像『レジェンド&バタフライ』本能寺の変の場面写真が解禁

東映70周年記念を冠し、日本映画最高クラスのキャスト、スタッフで製作した映画『レジェンド&バタフライ』(公開中)。このたび、本作より本能寺の変を捉えた新場面写真が解禁となった。

【写真を見る】大切な人である濃姫との約束のため、生に執着する信長の覚悟とは?
【写真を見る】大切な人である濃姫との約束のため、生に執着する信長の覚悟とは?[c]2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

総製作費20億円の壮大なスケールで、誰もが知る日本史上の人物、織田信長と、その謎に包まれた正室、濃姫(別名“帰蝶”)の知られざる物語を描く本作。主人公の織田役を木村拓哉、濃姫役を綾瀬はるかが務めている。脚本には古沢良太、監督には大友啓史と、日本映画界を牽引するスタッフたちが集結。共演キャストには宮沢氷魚、市川染五郎、音尾琢真、斎藤工、北大路欣也、伊藤英明、中谷美紀らが名を連ねている。

本能寺の変の撮影は丸4日間かけて行われた
本能寺の変の撮影は丸4日間かけて行われた[c]2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

今回解禁となったのは、クライマックスとなる本能寺の変を捉えた場面写真。本能寺の変は家臣、明智光秀(宮沢)の裏切りにあい、信長が寺に火を放ち自害したことで有名な事件で、これまで多くの作品で映像化されてきた。本作ではこれまでと一際異なる描かれ方がされており、濃姫との約束のため、なんとしてでも彼女のもとへ帰ろうとする、“生きること”に執着する信長の姿が場面写真には映しだされている。敵兵が攻め込んでくるところから信長の最期まで、丸4日間かけて行われた撮影を振り返り、木村は「撮影が進んでいくことで、表現する身として彼の一面がまた一つ終わってしまうという感覚がありました。終わりを迎える瞬間は悲しさとかつらさとは少し違う、非常にせつないものがありました」と語っている。


大切な人である濃姫との約束を守るため、生きることに執着した信長は燃え盛る炎の中で、なにを想い、なにを覚悟したのか?“史上最高”との呼び声も高い、本能寺の変をぜひ劇場で目撃して欲しい。

文/鈴木レイヤ

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