東出昌大に“愛すべき天才開発者”が憑依!実在の事件を描く『Winny』本編映像が解禁

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東出昌大に“愛すべき天才開発者”が憑依!実在の事件を描く『Winny』本編映像が解禁

2000年代に大きな社会問題となった革新的なファイル共有ソフト「Winny」を開発した金子勇と、彼と共に権力やメディアと戦った弁護士の壇俊光の物語を、東出昌大と三浦貴大のダブル主演で描いた『Winny』(3月10日公開)。このたび本作から、東出の“憑依”演技を堪能できる本編映像が解禁された。

2002年、「Winny」を開発した金子(東出)は試用版を「2ちゃんねる」に公開。瞬く間にシェアを伸ばしていくが、その裏では大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ社会問題へと発展する。次々に違法アップロードした者たちが逮捕されていくなか、金子も著作権法違反幇助の容疑がかけられ逮捕されてしまう。弁護士の壇(三浦)は警察の逮捕の不当性を主張するが、第一審で有罪判決を下されることに。

このたび解禁された映像では、証言台に立つ金子が自身で制作したフリーソフトの「ネコファイト」を説明する法廷でのワンシーンが切り取られている。壇の要請によってソフトを動かしながら説明を始めるも、素人にはわからない用語を使用しながらどんどん早口になっていく金子に、検察官も裁判官も困惑気味。さらには「新しいアイディアを思いつきました」と裁判中にもかかわらずプログラムを書き始める姿が映しだされていく。

メガホンをとった松本優作監督が「事件をなぞってもおもしろいものにはならない。起こった出来事を情報として得ながら、金子勇さんや壇俊光さんの人間的な魅力をいかに深掘りできるかという取材の仕方をしていきました」と語るように、周囲から愛されていた金子勇という人物のキャラクターを見事にあらわしたこのシーン。


生前の金子勇が使用していたメガネや腕時計を借りて撮影に臨んだとか
生前の金子勇が使用していたメガネや腕時計を借りて撮影に臨んだとか[c]Winny 弁護団提供

東出は金子役を演じるために体重を18キロも増量。さらに金子の遺品であるメガネや腕時計をご家族から借り、劇中で身につけて金子という人物を感じながら役に臨むなどして本作に挑んだという。まさに金子勇が憑依したかのような迫真の演技の全貌は、是非とも劇場で目撃してほしい!

文/久保田 和馬

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