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【ネタバレあり】かわいさ増し増しのグローグー、シーズン1と見比べると…?「マンダロリアン」シーズン3初回をレビュー!

コラム

【ネタバレあり】かわいさ増し増しのグローグー、シーズン1と見比べると…?「マンダロリアン」シーズン3初回をレビュー!

初回から見せ場が盛りだくさん!あのキャラとの再会も

というわけで、シーズン3第1話(チャプター17「背教者」)。まだまだ出だしなのでいろいろ伏線を敷いている最中だな!という描写が続くが、今回の基本線は「マンドー、償いの旅」であるらしい。シーズン2で素顔をさらしたマンドーは、マンダロリアンの教義に背いた罪を問われ一族を追われてしまう。一方で、その教義において、一族の故郷である惑星マンダロアの地下鉱山の泉に浴すれば罪は許される、とも言われており、マンドーは甲斐甲斐しくも泉に向かおうとするのであった。とはいえ、帝国の大粛清によって鉱山は破壊されてしまったという話も…。

賞金稼ぎギルドのエージェントからすっかりネヴァロ・シティの監督官になったグリーフ・カルガとも再会(「マンダロリアン」シーズン3)
賞金稼ぎギルドのエージェントからすっかりネヴァロ・シティの監督官になったグリーフ・カルガとも再会(「マンダロリアン」シーズン3)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

で、グローグーを道連れに旅に出れば、巨大ワニのようなモンスターに遭遇したり、宇宙空間で海賊とドッグファイトを繰り広げたり、と初回から見せ場的アクションシーンが盛りだくさん。カール・ウェザース演じる旧友グリーフ・カルガは街の“上級”監督官に出世して左団扇で幸せそう(成金感がスゴイ)。荒廃したマンダロア奪還を目論むボ=カターン(ケイティー・サッコフ)はマンドーの協力要請をけんもほろろに突き返すが、泉を探すにはどうやら彼女の助けが必要なようだ。

マンダロア星系の惑星カレヴァラで待っていたのはボ=カターン・クライズ(「マンダロリアン」シーズン3)
マンダロア星系の惑星カレヴァラで待っていたのはボ=カターン・クライズ(「マンダロリアン」シーズン3)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

シーズン1で感動の特攻を遂げたIG-11(演じていたのはタイカ・ワイティティ)の復活もほのめかされる。記憶装置が壊れ人格がリセットされてしまったものの、どうやら“回路”さえあればワイティティIG-11が蘇るそうで、マンドーはその回路をあっちこっち探し回ることに。あの名調子と圧倒的戦闘力がまた見られるかと思うと、いまから楽しみでならない。


しかしシーズン1から比べると、マンドーも随分おしゃべりになったものだ。きっとグローグーに愛着が湧きすぎて、気づかぬうちに口数が多くなっているのだろう。普段は寡黙でクールなのに、愛犬にだけは心を開いて話しかけまくる飼い主のようだ。

【写真を見る】こっそりフォースを使って、なにをつまみ食い?グローグーのかわいい仕草は今シーズンでも健在!(「マンダロリアン」シーズン3)
【写真を見る】こっそりフォースを使って、なにをつまみ食い?グローグーのかわいい仕草は今シーズンでも健在!(「マンダロリアン」シーズン3)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

愛着といえば、筆者もグローグーが以前よりカワイくなったように感じられて、これはきっと、以前あったはずのデザイン上のキモ要素を巧妙に薄くしているに違いないと思い、シーズン1序盤を改めて見直してみた。そしたら特に変わってなくて驚いた。人の愛着って怖いな、と思った。

文/西川亮

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