広瀬すず主演『水は海に向かって流れる』スピッツの書き下ろし主題歌「ときめきpart1」が解禁

2021年に映像化もされた「子供はわかってあげない」で漫画賞を総ナメにした田島列島の傑作漫画を広瀬すず主演、前田哲監督で映画化する『水は海に向かって流れる』。6月9日(金)より公開となる本作の主題歌に、スピッツの書き下ろした「ときめきpart1」が決定。また、同曲が初披露となる予告編映像および、ポスタービジュアルが解禁となった。

26歳のOL、榊千紗さん(広瀬)と高校1年生の直達(大西利空)を中心に、曲者揃いのシェアハウスの賑やかな日常を描く本作。直達の叔父、ニゲミチ先生こと茂道役に高良健吾、シェアハウスのムード―メーカーとも言える女装の占い師の泉谷役に戸塚純貴、榊さんに対抗心を燃やす直達の同級生で泉谷の妹の楓役に當真あみらが出演するほか、勝村政信、北村有起哉、坂井真紀、生瀬勝久らが脇を固める。監督を『そして、バトンは渡された』(21)の前田哲が担当する。

解禁となった、スピッツが本作のために書き下ろされた主題歌「ときめきpart1」は、登場人物たちの心情に寄り添うような1曲に。ボーカルの草野マサムネは「世の中ポジティブシンキングだけでは乗り切れないよなぁ、そんなことを考えさせられる、心に残るというより"心に引っかかる"お話です。それでもやっぱり障壁を乗り越えて、出会いの『ときめき』を大事にしたい。なのであえてポジティブな曲を作ってみました」と語っている。また、NHK連続テレビ小説「なつぞら」ほか、映画主題歌、CMなど含め、4度目のスピッツとのタッグとなる広瀬は、今回の楽曲について「嬉しく、ご縁があるなと思いました。大人なんだけど大人じゃない。子どもなんだけど子どもでもない。絶妙なポジションにいる榊さんの中の、からまった糸がほぐれていくような印象を受けました」とコメントしている。

あわせて解禁となった、「ときめきpart1」が初披露となる予告映像は、榊さんと直達がカレーを頬張る食卓の風景から始まるもの。進学のために叔父の茂道の家に居候することになった直達は、女装の占い師の泉谷、大学教授の成瀬(生瀬)、そしていつも不機嫌そうにしているが気まぐれに美味しいご飯を振る舞う26歳OL、榊さんらシェアハウスの個性的な住人と出会うことになる。そこに直達の同級生で泉谷の妹でもある楓(當真あみ)も混ざり、想定外の共同生活の模様が映しだされていく。いつもツンとクールな榊さんに淡い想いを抱き始める直達は「榊さんって彼氏とかいるんですか？」と直球の質問を投げかけるが、「私、恋愛しないので」とはっきり言い放たれてしまう。成瀬の「千紗ちゃんは16歳のまま時間が止まってる」という意味深なひと言や、榊さんの「恋愛はいつか終わるんだよ」という言葉など興味がそそられる映像となっている。

同時に解禁されたポスタービジュアルは、予告でのクールな榊さんとは対照的に、海をバックに儚げで柔らかな表情の榊さんを切り取ったもの。榊さんと彼女を憧れのまなざしで見つめる直達との年の差2ショット、2人を取り巻くシェアハウスの面々が家族写真のように写る1枚は、個性的で個性的なキャラクターたちとのやり取りにも一層期待が膨らむビジュアルとなっている。

なお、インターネットで座席予約ができる前売り券ムビチケ前売券(カード)の発売は3月17日(金)に決定。数量限定で、ビジュアルを使用したオリジナルクリアファイルも付いてくることが発表されているので、ぜひ劇場でチェックしたい。

榊さんはなぜ笑わなくなったのか？彼女が恋愛を止めてしまった本当の理由とは？直達の純粋でまっすぐな想いが、彼女の心を揺らしていく様をぜひ劇場で目撃したい。