「シャザム!」主演ザッカリー・リーヴァイが語るDCユニバースと今後への期待「1日でも長く、このすばらしいヒーローを演じたい」
「自画自賛ワード連発だけど、これが僕の”SHAZAM”(笑)」
ビリーに神々の力を宿す言葉「SHAZAM」は、ソロモンの知恵(S)・ヘラクレスの剛力(H)・アトラスのスタミナ(A)・ゼウスの全能(Z)・アキレスの勇気(A)・マーキュリーの神速(M)と神々の名と能力を示すイニシャルになっている。そこでザッカリー・リーヴァイを構成する「SHAZAM」はなにか聞いてみた。「そうだな…まずSは『Silly(まぬけ)』、Hはもちろん『Handsome(ハンサム)』、いや『Humble(謙虚)』の方がいいですね(笑)。次は『Attractive(イケてる)』ときれいに決めて、Zは…Zから始まる言葉はあまり知らないから『Zesty(ピリッとする)』にしてといて、次のAは『Artistic(アーティスティック)』で決まり!Mといえば…『Magnanimous(寛大)』にしておきましょう。自画自賛ワード連発だけど、これが僕の”SHAZAM”ですね(笑)」。
日本が大好きだというリーヴァイ。もしシャザムが日本に遠征するとしたら、どこに行ってみたいかリクエストを聞いてみた。「今回登場するドラゴンは日本の怪獣に近い部分もありますよね。日本が舞台になるなら、日本の伝統的な文化とゆかりのあるクリーチャーを出したらおもしろいですよね。せっかく行くなら東京で少し戦って、次に沖縄みたいに暖かい気候の土地まで飛んでいって戦うのもありだと思います。実はすごく美しいと聞いてる沖縄に僕が行ってみたいだけなんだけどね(笑)。富士山とか高い山に行ってスノボするのもいいですね。日本での活躍が実現したらめちゃくちゃ楽しそうです」。
「バットマン、スーパーマン…誰と共演しても大興奮するのは間違いない」
クロスオーバーの活性化にも期待のDCユニバース。最新作である本作にはワンダーウーマンが登場した。それについて尋ねると、大のコミックファンでもあるリーヴァイは「ガル・ガドットと仕事ができたのは本当にクール!」と興奮気味。シャザムのDCユニバース参加はエキサイティングだと語る。「とても楽しい形で、ビリーとシャザムがDCユニバースとつながれたという意味でも、ガルの参加に感謝しています。キャラクターに関しては、どのヒーローよりビリーのほうが若い。バットマン、スーパーマン、アクアマン、グリーン・ランタン、マーシャン・マンハンター…誰と共演しても大興奮するのは間違いないですね」。
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(21)でDC作品に初参加したジェームズ・ガンと、「シャザム!」シリーズなどを手掛けているプロデューサーのピーター・サフラン。DCスタジオの共同会長兼CEOに就任した彼らを中心に今後DCユニバースは展開していく。いまやその一翼を担う存在になったリーヴァイに今後のDCユニバースについての期待を語ってもらった。「とにかくワクワクしていますし、いまは楽観的な気持ちで楽しみにしていますよ。ピーターとジェームズは僕の友人でもあり、本当にすてきな人たちなんです。そんな彼らがこのユニバースになにをもたらそうとしているのかはまだ明らかになっていないけど、僕は彼らをとても信頼しています。だからこの流れに身を任せ、自分ができる最高のシャザムになることに集中しています。1日でも長く、このすばらしいヒーローを演じられたらいいなと思っています」。
取材・文/神武団四郎