是枝裕和監督『怪物』でカンヌ映画祭コンペ部門に2年連続出品決定！安藤サクラも喜びあらわ「目一杯楽しみます」

是枝裕和監督の最新作『怪物』(6月2日公開)が、第76回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが決定。是枝監督と安藤サクラ、永山瑛太らキャスト陣からの喜びのコメントと、本作の最新予告映像が解禁された。

『花束みたいな恋をした』(21)の坂元裕二が脚本を手掛け、先日この世を去った世界的作曲家の坂本龍一が音楽を担当した本作。舞台は大きな湖のある郊外の静かな町。ある日起きた、よくある子ども同士のケンカ。しかし子どもが先生から暴力を振るわれたと訴えを起こすシングルマザーや反論する教師、なんらかの秘密を持つ子どもたちの食い違う主張によって、次第に大人や社会、メディアをも巻き込んだ大ごとへと発展。そして嵐の夜に、子どもたちが忽然と姿を消してしまう。

是枝監督の作品がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門へ出品されるのは2年連続7回目。過去には『誰も知らない』(04)で柳楽優弥が男優賞を受賞し、『そして父になる』(13)は審査員賞とエキュメニカル審査員賞のスペシャル・メンションを受賞。そして『万引き家族』(18)で日本映画として21年ぶりに最高賞のパルムドールに輝き、前作『ベイビー・ブローカー』(22)ではソン・ガンホが韓国人俳優初の男優賞を受賞。エキュメニカル審査員賞との2冠を達成した。

【写真を見る】是枝監督×坂元裕二×坂本龍一がタッグ！最新予告映像で、物語の一端がついに垣間見える[c]2023「怪物」製作委員会

すべての写真を見る(4件)

「映画はスタッフとキャストの一期一会の短い出会いと別れの間に生命を授かります。その産声を初めて観客の皆さんに聴いていただく場所としてカンヌ映画祭は、やはり、最高の舞台だと思っています」と、2年連続のカンヌ国際映画祭参加への心境を語る是枝監督。また、『万引き家族』に続いて是枝作品に参加しカンヌへと渡る安藤も「こんなにも早くあの場所に戻れるとは思ってもいませんでした。行けるとなれば目一杯楽しみます！いってきます!!」と喜びのコメントを寄せている。

第76回カンヌ国際映画祭は現地時間5月16日(火)から5月27日(土)に開催。本作から届けられる吉報に期待したい！

是枝監督、キャスト陣からのコメントはこちらからチェック！