【リレー連載第2回】「聖闘士星矢」に重なる生き様…本間朋晃が証明するパートナーの重要性「夢や目標に向かって進む人は出会いを大切にして!」
新田真剣佑がハリウッド映画初主演を果たし、車田正美の大ヒット漫画「聖闘士星矢」を実写映画化した『聖闘士星矢 The Beginning』(4月28日公開)。本作で描かれるのは新田扮する主人公、星矢のはじまりの物語。幼いころに姉と生き別れになり、スラム街の地下格闘技で生計を立てていた星矢は、ある男との出会いをきっかけに、女神アテナの生まれ変わりの女性、シエナを守るという自らの使命を知ることとなる。
タイトルの「The Beginning」とは“はじまり”のこと。星矢が自身のなかに秘められた力、小宇宙(コスモ)の存在を知り、シエナを守る使命を告げられ、聖闘士としての道を歩みだしたように、誰の人生にも“はじまり”がある。「運命を、超えてゆけ。」という映画のキャッチコピーは、そんな“はじまり”を迎えた聖矢を鼓舞する言葉だ。MOVIE WALKER PRESSでは、世代を超えて人々に感動と勇気を与えるべく戦い続けるプロレスラーたちにその言葉を重ね、プロレス界のスター5人にインタビューを実施。「私の“The Beginning”」と題して、プロレス人生での出会いや気づき、ターニングポイントなどを語ってもらった。熱い想いを抱く彼らの言葉から、明日を生き抜くメッセージを受け取ってもらいたい。
第2回に登場するのはガサガサ声でお馴染みの本間朋晃。新日本プロレスにおいては真壁刀義とのタッグでも活躍しながら、バラエティ番組で見せる天然キャラも人気だ。
「諦めずに強い敵に立ち向かう精神には共感しかない」
「聖闘士星矢」の漫画やアニメがスタートしたのは本間が10歳のころ。今回の映画の予告を見て、「予告だけでも映像は想像を超えていました。僕が読んでいた漫画がどう表現されるのか。大きなスクリーンでどんな戦いが繰り広げられるのか、ワクワクしかありません!」と笑顔を見せる。圧倒的な力を持たない主人公が、諦めずに強い敵に立ち向かう精神には「共感しかないです」と力強く語った本間は「アントニオ猪木さんが好きな父の影響でずっとプロレスを観ていました。最初は正直あまり興味がなかったけれど、長州力さんが自分よりデカイ体の人を倒していく姿に『すげー!』って感動して、気づけばハマっていました」とプロレスとの出会いを振り返る。
プロレスラーへの憧れはどんどん強くなり、高校2年で新日本プロレスのテストに挑むが残念ながら不合格に。「高校では写真部に入っていました。運動部に入っていなくても、家で独自に基礎体力の練習はしっかりやっていたのでいけるかな、と思ったけれどやっぱりダメ。そんな甘い世界じゃなかったです」と苦笑い。しかし、1度落ちたくらいで諦めるような気持ちでプロレスラーを目指したわけではない。「高校3年で就職試験を受ける際に、父に『プロレスラーになりたい!』と決心を伝えました。プロレスラーになっていつか新日本プロレスのリングに上がる。その目標に向かって進みだした第一歩です」。
プロレス界のスターが語る「私の“The Beginning”」
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■第1回 棚橋弘至の“The Beginning”
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