原菜乃華、一押しの展示は「草太さんのフォトスポット」 映画の世界を堪能できる「すずめの戸締まり」展がスタート
日本国内のみならず世界から注目を集めている新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』の世界観を堪能できる本格的な展覧会が、4月19日から5月8日まで東京・松屋銀座のイベントスクエアで開催される。4月18日にはメディア向け内覧会とオープニングイベントが行われ、ヒロイン、鈴芽役を務めた原菜乃華が出席。「ここでしか見られないものがたくさん展示されている」と充実の内容に惚れ惚れとしながら、一押しの展示やグッズを明かした。
本作は、『君の名は。』(16)、『天気の子』(19)に続く新海監督の3年ぶりとなる最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女、鈴芽の解放と成長を描く現代の冒険物語で、1700人を超えるオーディションから選ばれた原がヒロインの鈴芽、扉を閉める旅を続ける“閉じ師”の青年、草太役を松村北斗が演じた。
本展では、作画や絵コンテ、美術背景などの貴重な制作資料を展示するほか、造形やグラフィックで各シーンを演出。すずめたちが旅した流れに沿った展開で、ストーリーを追体験できる展示内容となっている。
原は「原画や絵コンテなど、私も見たことのないようなものがたくさん展示されている。ここでしか見られないものがたくさん見られて、楽しかったです」と展示を回った感想を吐露。一押しの展示は、「全部一押しなんですけれど。フォトスポットですね」とニッコリ。
椅子に姿を変えられてしまった草太の印象的なシーンがフォトスポットとなっているといい、「草太さんが刺さっている黒い丘があるんですが、そこは映画のなかでもすごく感動的なシーン。記念に皆さん、写真を撮っていただきたい」と呼びかけていた。
また、グッズも豊富に展開されている。これからの季節に常備したいミニタオルは、あらゆる絵柄のデザインを用意。劇中に登場する謎の白い猫・ダイジンや、すずめの椅子がモチーフになっているダイカットクッション、東京会場限定のキーホルダーなど、ズラリと並んだグッズを選ぶのも楽しい時間になりそうだ。
ダイジンのヘアバンドを手に取った原は「かわいい。これを付ければ、誰でもダイジンになれる」と目尻を下げ、「毎日洗顔をするときに付けるものなので、これは絶対にほしい」とお気に入りのグッズだとコメント。
さらにキーホルダーも「バッグに付けたい」と希望し、「学生さんだったら、ノートも使えると思う。シンプルで使いやすいんじゃないかと思います。プレゼントとかおみやげだったら、ハンドタオルはめちゃくちゃ使えると思います。タオルは絵柄もいろいろあって、草太さんや芹沢の(をモチーフにした)ものもあるので、自分の推しキャラのものだったり、友だちの推しのキャラクターのハンドタオルをあげたらすごくいいんじゃないかなと思います」と提案していた。
また草太や、草太の友人である芹沢が着用していたデザインのシャツも販売されている。司会は、草太シャツ、芹沢シャツを目にして興奮している原を目撃していたそうで、そのことを指摘された原は「あら!」と赤面。「推しの借りシャツをしたい人はいっぱいいると思う。需要をわかっていらっしゃる商品」と思わずキュンとしたことを告白していた。
最後に原は「ここでしか買えないグッズもあり、原画、絵コンテ、本当に貴重な資料もたくさん見られます。『すずめの戸締まり』の世界を、より深く知れるような展覧会です。ぜひたくさんの方に来ていただいて、よりこの作品を愛してもらえればと思います」と力を込めていた。
■新海誠監督作品「すずめの戸締まり」展 巡回予定
5月26日〜6月18日:札幌・サッポロファクトリー
6月22日〜7月16日:大阪・大丸梅田店
7月20日〜8月20日: 金沢・金沢エムザ
9月8日〜10月1日:福岡・福岡三越
12月13日〜26日:浜松・遠鉄百貨店
2024年1月2日〜2024年2月12日:松本・松本パルコ
そのほか、全国を巡回予定
取材・文/成田おり枝