『レット・イット・ビー ~怖いものは、やはり怖い~』青木涼&山岸芽生が、ベテラン俳優・並樹史朗から受けた刺激とエール
2021年に公開された映画『夢判断、そして恐怖体験へ』の続編となる、『レット・イット・ビー ~怖いものは、やはり怖い~』(夢判断、そして恐怖体験へ2)(5月12日公開)が完成。前作で初主演&初ヒロインを果たした青木涼と山岸芽生が続投し、再び恐怖体験の先にある真実を探究する役柄に身を投じている。そこで青木、山岸、今回キーパーソンを演じた並樹史朗にインタビューを敢行。「一人ではない」と実感できたという撮影現場の思い出を3人が語り合うと共に、青木と山岸がベテラン俳優の並樹との共演で受けた刺激を明かした。
「続編が叶い、大変うれしく感謝もありましたが、同時に緊張感も…」(青木)
様々な心霊体験の実話をもとに、オムニバス形式で霊的世界を描く本作で、主人公となるのは、霊能力を用いて、夢や過去世を分析する“リーディング ”力を持った心理カウンセラー、神山圭治(青木)。圭治のもとにはあらゆる依頼が舞い込み、アシスタントの上野葵(山岸)と共に、「血の呪い」「不気味な老婆」「謎の手形」「飛び降りてくる女性」「濡れた足跡」にまつわる心霊現象を調査する。にわかには信じ難い数々の怪奇現象が待ち構えるが、その真相を圭治が次々と明らかにしていく。
――青木さんと山岸さんは、前作に引き続き圭治&葵を演じることになりました。続編ができると聞いた時の感想を教えてください。
青木「もちろん大変うれしく、感謝の気持ちもありましたが、緊張感も湧いてきました。圭治というキャラクターは、達観したものの見方ができる、自分自身とはかけ離れた役でもあるので、前作は初主演でしたので、言うなれば役を演じること自体が恐怖体験でしたが(笑)、今回はそれを乗り越えて、作品を通してもう一歩深い、想いを伝えるミッションを担いつつ、そこに救いを込めることができるのだろうかという、重みを感じていました」
山岸「前作は初ヒロインをやらせていただいたこともあって、少し背伸びをしてしまっていたところもあったので、続編のお話をいただいた時には、より葵というキャラクター、そしてこの作品を深めていけることに感謝しました。前作では気持ちにもあまり余裕がなく、役をいただいてから撮影が終わるまでがあっという間に感じました。まるで夢のように過ぎ去ってしまったので(笑)、今回はもう少し落ち着いた気持ちで、役と向き合うことができたんじゃないかなと思っています」
――同じ役を演じる機会に恵まれたお二人ですが、続編が作られるという想像はしていましたか?
青木&山岸「まったくしていなかったです!びっくりしました」
――本作の原作・企画である大川隆法氏からは、撮影前に主題歌をはじめとした楽曲も提示されたということですが、青木さんと山岸さんは、役作りなどでなにか活かした部分はありますか?
青木「はい、今作の主題歌である『あの世から眺めると』という楽曲を、役作りの起点にさせていただきました。この楽曲では、過去の行いがその先の原因、結果になるということ、そして霊の視点から感じる後悔や反省が歌われています。前作では夢解きを通して『不思議な世界は存在する』というメッセージが描かれていましたが、今作はそれを引き継ぎつつ、より深いメッセージがあることを感じて撮影に臨みました」
山岸「私も青木さんと同じように、まず楽曲を、役作りを深めるための軸にさせていただきました。人生に原因・結果があるならば、『いまをどう生きるのかが、重要なんだ』と感じながら、そのメッセージをしっかりと届けたいと撮影に臨ませていただきました」