吉岡里帆主演作『アイスクリームフィーバー』メインビジュアル＆本予告が解禁！

吉岡里帆主演、モトーラ世理奈、詩羽(水曜日のカンパネラ)、松本まりか共演、千原徹也の初監督作品『アイスクリームフィーバー』(7月14日公開)のメインビジュアルと本予告が解禁された。

本作は千原が「映画制作をデザインする」と題し、アートディレクターの視点から、従来の映画製作のやり⽅にとらわれない⼿法で映画作りに挑んだ意欲作。国内外問わず高い評価を受ける小説家、川上未映⼦の短編集「愛の夢とか」内収録の「アイスクリーム熱」が原案となっている。

デザイン会社に就職するもうまくいかず、いまはアイスクリーム屋でバイト長として働く常田菜摘(吉岡)。ある日、店にやってきた作家、橋本佐保(モトーラ)に運命的なものを感じ、佐保の存在が頭から離れなくなっていく。一方、バイト仲間で後輩の桑島貴子(詩羽)は、変わりゆく菜摘をどこか複雑な想いで見つめる。アイスクリーム店のご近所さんの高嶋優(松本)は、疎遠になっていた姉の愛(安達祐実)の娘、美和(南琴奈)が、何年も前に出ていった父親を捜すため、突然訪問してきて戸惑っていた。それぞれの色をまとった4人の想いが交錯し、せつなくも確かに疾走していく。

このたび公開された本予告に映しだされているのは、アイスクリームのようにそれぞれの色をまとい、さまざまな魅力を放つ4人の女性たちの姿。それぞれが複雑な事情や言葉にならない想いを抱えながらも、熱＝“フィーバー”に似た、心を捉えて離さない衝動が彼女たちを突き動かしていく様子がエモーショナルに活写されている。そんな彼女たちが織りなす物語の断片に、吉澤嘉代子の楽曲「氷菓子」が重なる。“あの夏の、たった一瞬の夕立のような いつか忘れてしまう、小さなラブストーリー。”というコピーが胸を締め付け、せつなくも爽やかな余韻を残す予告に仕上がっている。

さらに予告の中では、4人の女性たちの物語を彩る、安達祐実、南琴奈、後藤淳平(ジャルジャル)、はっとり(マカロニえんぴつ)、コムアイ、MEGUMI、片桐はいり、吉澤嘉代子ら個性豊かなキャスト陣の姿も捉えられており、どのように関わりあっていくのかにも注目だ。

あわせて公開されたメインビジュアルでは、色とりどりのアイスクリームを彷彿させるような爽やかな色使いで「ICE CREAM FEVER」の文字があしらわれている。ポップで鮮やかな世界観の中にも、柔くはかない想いをにじませる、ほかの映画にはない新感覚な魅力が伝わるクリエイティブとなっている。なお今回のビジュアルのデザインはアートディレクターの小杉幸一が担当している。

気鋭のスタッフ＆最旬キャストで等身大の恋が描かれた『アイスクリームフィーバー』。スタイリッシュな映像と切ない物語をぜひスクリーンで堪能したい。

文/スズキヒロシ