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“読む前の自分に戻れない“朝井リョウ原作『正欲』新たに磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香の出演が決定

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“読む前の自分に戻れない“朝井リョウ原作『正欲』新たに磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香の出演が決定

第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる小説「正欲」を、稲垣吾郎、新垣結衣を出演者として迎え、映画化する『正欲』(今秋公開)。本作より、新たな追加キャスト3名の情報と5人の登場人物の場面写真が解禁となった。

【写真を見る】佐藤寛太演じる、華やかな容姿を持ちながらも、心を閉ざす大学生、大也
【写真を見る】佐藤寛太演じる、華やかな容姿を持ちながらも、心を閉ざす大学生、大也[c]2021 朝井リョウ/新潮社 [c]2023「正欲」製作委員会

『あゝ、荒野』(17)の監督、岸善幸と脚本家、港岳彦が再タッグを組み、「読む前の自分に戻れない」と評される朝井リョウの原作を実写映画化。不登校の息子がいる検事の啓喜(稲垣吾郎)、特殊性癖を抱えて生きる寝具販売員の夏月(新垣結衣)、夏月と誰にも言えない秘密を共有する佳道(磯村勇斗)。誰にも心を開かず生きる大学生の大也(佐藤寛太)、そして自分の気持に戸惑いながらも心に従おうともがく、大也と同じ大学に通う八重子(東野絢香)。一見無関係に見える彼らの人生は、とある事件をきっかけに交差していく。

今回、出演が明らかとなったのは磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香の3人。『ヤクザと家族The Family』(21)、『劇場版きのう何食べた?』(21)で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した磯村は、両親が事故によって亡くなったことを機に中学3年生まで暮らしていた広島に戻ってきた佐々木佳道を演じる。佳道は、夏月の中学時代の同級生であり、彼女と誰にも明かすことの出来ない2人だけの秘密を共有している。また、ダンスサークルに所属し、準ミスターに選ばれる優れた容姿を持ちながらも、他人との交流を避ける大学生、諸橋大也を演じるのは、映画をはじめテレビドラマ、舞台と多岐にわたり活躍する劇団EXILEの佐藤。そして、映画初出演となる東野が演じるのは、そんな大也と同じ大学に通い、大也が属するダンスサークルに学祭実行委員としてイベントへの出演を依頼する神戸八重子。彼女は通学中だけでなく講義中でさえも、異性と目を合わさぬよう、触れることがないように努める毎日を送っている。


家庭環境、性的指向、容姿と様々な”選べない”背景を持つ人々を通して「価値観」を問う本作。当たり前のように思っていた価値観を揺さぶる本作をぜひ劇場で見届けたい。

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