『ジョーカー』続編の情報を総まとめ!ハーレイ・クイン役はレディー・ガガ、ミュージカル要素も?

コラム

『ジョーカー』続編の情報を総まとめ!ハーレイ・クイン役はレディー・ガガ、ミュージカル要素も?

DCコミックを代表する作品である「バットマン」に登場する歴史的悪役“ジョーカー”の誕生を描き、第92回アカデミー賞では作品賞をはじめ最多11部門にノミネート。主演男優賞と作曲賞の2部門に輝いた『ジョーカー』(19)。その続編となる『Joker: Folie à Deux』が、2024年10月4日(金)の全米公開に向けて現在鋭意製作が進められている。

公開までまだ1年以上、いまだ多くのことが謎に包まれたままの本作について、現時点でわかっていることをまとめていこう。

前作公開から約3年で、ついに続編が本格始動!

「バットマン」シリーズの悪役として知られるジョーカーの誕生秘話を描く
「バットマン」シリーズの悪役として知られるジョーカーの誕生秘話を描く[c]Everett Collection/AFLO

これまでジャック・ニコルソンやヒース・レジャー、ジャレッド・レトといった名だたる名優たちが演じてきたジョーカーを、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(05)や『ザ・マスター』(12)で知られる演技派俳優ホアキン・フェニックスが演じた『ジョーカー』。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながらコメディアンを夢見る、孤独だが心優しい青年アーサーが、あるきっかけで狂気に満ちた“悪のカリスマ”へと変貌していくさまを描きだした。

ホアキン・フェニックスはアカデミー賞主演男優賞を受賞
ホアキン・フェニックスはアカデミー賞主演男優賞を受賞[c]Everett Collection/AFLO

作品がお披露目された第76回ヴェネチア国際映画祭で絶賛を浴びると、最高賞にあたる金獅子賞をアメコミ映画として初めて受賞。全世界興収は10億ドルを突破し、日本でも興行収入50億円を突破する大ヒットを記録。公開直後から続編への期待が寄せられたものの、メガホンをとったトッド・フィリップス監督は「(1作目と)同じだけの共感を呼ぶテーマが必要」と発言し、なかなか正式な始動の話はみられなかった。その後、2021年5月になって、フィリップス監督が脚本執筆契約に合意し企画が進行中であることが報じられる。

トッド・フィリップス監督が自身のSNSで『ジョーカー』続編のタイトルを披露
トッド・フィリップス監督が自身のSNSで『ジョーカー』続編のタイトルを披露写真はTodd Phillips(@toddphillips)公式Instagramのスクリーンショット


大きな動きがあったのは2022年の6月。フィリップス監督は自身のInstagramに脚本の表紙と、それを読むホアキンの姿の写真を投稿。その時点でタイトルが“感応精神病”(=妄想などの異常行動が、当事者と親密な関係にある他者にも伝播する症状)を意味する『Joker: Folie à Deux』になったことが明らかになる。そして同年8月に、ジョーカーの恋人ハーレイ・クイン役としてレディー・ガガが出演交渉中であると報じられ、ファンの期待は日増しに大きくなっていった。

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