メットガラのベストルックを総まとめ!今年のテーマ「Karl Lagerfeld: A Line of Beauty」を完璧に表現したのは?

コラム

メットガラのベストルックを総まとめ!今年のテーマ「Karl Lagerfeld: A Line of Beauty」を完璧に表現したのは?

今年も、“5月最初の月曜日”がニューヨークにやってきた!メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュートが、米現地時間5月1日夜、毎年恒例のメットガラを開催した。ガラは同部門運営のためのチャリティイベントであり、その年の展示の開幕を祝う、世界最大級のファッションの祭典。今年の展示は、「カール・ラガーフェルド:ア・ライン・オブ・ビューティ」。そしてガラのテーマはもちろん、2019年にこの世を去った伝説的デザイナー、カール・ラガーフェルドだ。開催に先立ち、ドレスコードは「カールに敬意を表して」であることがゲストたちへ伝えられた。カールのファッションへの貢献と偉業を、自身の美しさとファッション性で称えることのできたセレブたちを、レッドカーペット(実際のフロアカラーはホワイト)からご紹介する。

【写真を見る】カール・ラガーフェルドへのオマージュがたっぷり!メットガラのベストドレッサーたちを一挙に紹介
【写真を見る】カール・ラガーフェルドへのオマージュがたっぷり!メットガラのベストドレッサーたちを一挙に紹介写真はGisele Bündchen(@gisele)公式Instagramのスクリーンショット

ジゼル・ブンチェンにニコール・キッドマン。カールのミューズたちはみんなさすが!

ジゼル・ブンチェン
ジゼル・ブンチェン[c]SPLASH/AFLO

離婚後初、かつデートを連れずに参加したジゼル・ブンチェンだが、ルックも表情もハッピーそのもの!エンジェルのような軽やかさを表現するホワイトのシルクチュールのルックは、CHANEL 2007年春クチュールのもの。ドレスコードを聞いて、ファッション誌の撮影で着用したこのドレス以外にない、と思ったそう。カールとの一番の思い出は、キューバ(2017年CHANELリゾートコレクションのこと。すばらしいコレクションの一つで有名)だと、スタイリングのみならず、エピソードも完璧!

 ナオミ・キャンベル
ナオミ・キャンベル[c]SPLASH/AFLO

スーパーモデルとしてキャリアの長いナオミ・キャンベルは、カールと多くの時間を過ごした経験のあるモデルかつゲストの1人。モルトン素材のピンクガウンは、CHANEL 2010春夏クチュールのもの。ピンクはスウィートな印象の甘いカラーだけれど、すべてのアクセサリーがシルバーなことによって、かっこよさを演出。そのオーラはナオミならでは。オリジナルのルックよりクールに着こなしちゃうなんて、さすが!

デュア・リパ
デュア・リパ [c]SPLASH/AFLO

今回のガラで共同司会者を務めるデュア・リパは、文句なしのベスト・ドレッサーの1人。彼女のルックは、ホワイトとブラックのツイードのボールガウンで、1992年秋のCHANELクチュールショーで、クラウディア・シファーが着用したもの。カールを象徴する90年代やクラウディアというミューズを選ぶだけでなく、ティファニーの巨大ダイヤモンドネックレス(100カラット以上!)を身に着け、自らを現代のミューズとして演出した。ほかにアクセサリーをつけないことで、見せたいものを魅せつけることにも成功。


 ニコール・キッドマン
ニコール・キッドマン[c]SPLASH/AFLO

続いてはニコール・キッドマン。カールの過去のアーカイブより選んだのはニコールも同じだが、それはなんと自身が着用したドレス。荘厳なブラッシュピンクのボールガウンは、2004年のCHANEL、No5の広告コマーシャルで使用されたもの。(ちなみにこのコマーシャルの監督は、同じくゲストで招待されたバズ・ラーマン)ニコールが、タイムズスクエアのイエローキャブの間を走り抜け、センターに大きくスリットが入ってボアのフェザーが美しく舞うコマーシャルを思い出した方は、相当なカール(またはCHANEL)ファン!体型にしても第一線で活躍していることにしても、およそ20年間変わらず、同じドレスを着こなせることがすばらしい!

 2004年のCHANELの広告で着用したものと同じドレスで参加したニコール・キッドマン
2004年のCHANELの広告で着用したものと同じドレスで参加したニコール・キッドマン写真はNicole Kidman(@nicolekidman)公式Instagramのスクリーンショット
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