鈴木亮平が横浜に凱旋!劇場版『TOKYO MER』のヒットに「こんなに幸せなことはありません」
2021年7月期にTBS系列「日曜劇場」で放送された大反響を巻き起こしたテレビドラマの劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(公開中)。公開9日間で観客動員165万人、興行収入21.7億円を突破した本作の「大ヒット御礼!横浜凱旋キャンペーン」が5月7日に実施され、主演の鈴木亮平と松木彩監督が映画の舞台であり大規模撮影も行われた横浜の地に凱旋した。
舞台挨拶は横浜駅近くにあるT・ジョイ横浜と、桜木町駅近くの横浜ブルク13、そして新港の横浜ワールドポーターズ内にあるイオンシネマみなとみらいの3か所で、計4回行われた。「待っているだけじゃ伝えられない感謝がある」という想いを胸に舞台挨拶に登壇した鈴木と松木監督は、会場に集まった観客に直接感謝を伝えるだけにとどまらず、観客からの質問に答えるファンサービスも。
「気に入っているセリフはなんですか?」と訊かれた鈴木は「『俺は千晶の夫だ』というセリフを見て、すごいセリフを書かせるなと思いました。究極の選択で悩む喜多見の姿が描かれる本作。この映画は、このセリフをどう言うかにかかっているなと思い、気を付けていました」と撮影時の心情を明かす。そして舞台挨拶の最後には、「横浜のど真ん中で撮らせていただいたこの映画が、全国のたくさんの方に愛されていて、こんなに幸せなことはありません」とにこやかに語った。
4か所すべての舞台挨拶を終えた鈴木は「『待っていては、聞いてくれない質問がある』ということで、自分でも質問をもらいに行かせていただきました(笑)。実際にみなさんの顔を見て、本当に満足した表情をしていたのが一番うれしかったです。横浜はMERにとって特別な場所。1年前の撮影から見にきてくれて、繋がりを感じてうれしかったです」と大満足で凱旋キャンペーンを振り返る。
さらに「ドラマの時から、子どもにも届いてほしいと思っていました。子どもたちから“喜多見チーフ”って呼んでもらえると、届いているんだなとホッとした気持ちになります。『私も喜多見チーフみたいなお医者さんになりたい』と書かれた手紙をいただいたんです。TOKYO MERのメッセージが、子どもたちにも伝わっているというのがうれしかったです」と喜びをあらわに。
夕方には野外シアターイベント「SEASIDE CINEMA 2023」とコラボし、横浜赤レンガ倉庫で一夜限りの特別上映(屋外上映)が予定されていたが、荒天のためやむなく中止に。鈴木と松木監督は、撮影でも使われた横浜赤レンガ倉庫やランドマークタワー、横浜みなとみらいの街並み、そして“TO1 ”と“YO1”の2台のERカーを背景に記念撮影を行い、あらためて横浜の街への感謝を胸に刻んでいた。
文/久保田 和馬