西野七瀬、『シン・仮面ライダー』を35回以上観た熱狂的ファンに驚嘆「皆さんの方が詳しい!」
庵野秀明が脚本・監督を務め、石ノ森章太郎が生みだした“原点”をリスペクトした新たなオリジナル作品『シン・仮面ライダー』(公開中)。そのファンイベント「SHOCKER NIGHT」が5月20日に丸の内TOEI1にて開催。劇中で緑川イチロー/チョウオーグ/仮面ライダー第0号役を演じた森山未來と、ハチオーグ/ヒロミ役を演じた西野七瀬、コウモリオーグ役を演じた手塚とおるが登壇し、本作の熱烈なファンから寄せられた質問に答えた。
3月18日に公開され、歴代の「仮面ライダー」映画史上最高の興行収入20億円を突破するヒットを記録している本作は、公開から2か月が経った現在もリピーターが後を絶たない。今回のイベントは、公式アプリ「SHOCKER」に搭載された“鑑賞報告”機能で10回以上の鑑賞を報告した人だけが参加できる特典となっており、予定数を大きく上回る応募が寄せられた。
そんな熱の入ったファンを前に、森山は「みなさんの方が我々より作品のことをわかっています(笑)」と挨拶。西野も「はじめは10回以上観た人しか参加できないイベントと聞いて大丈夫かなと不安だったのですが、35回以上も観てくれた人がいると聞きました。皆さんの方が私たちより詳しいですね」と驚きを隠しきれない表情。さらに手塚は「みんなをSHOCKERにしてやろうか!?」と会場を盛り上げる。
そして3人は、事前に参加者から集められた質問に回答。まず「ご自身のオーグメントの姿を初めて見た時の感想は?」という質問に対し、「日本刀で戦うところも、目が緑になるところも全部好きです」と語る西野に、森山も「チョウオーグの変身時のCGがカッコいいですよね。動きづらい部分はありますが大好きです」と、お気に入りのポイントを挙げていく。
次に「演じるにあたって意識したこと」を訊かれた手塚は、「特殊メイクのために6時間前に入る!」と回答。そして「これまで僕は庵野監督とお仕事をする機会が多かったので、いつも“庵野さんはなにを考えているのか”を気にしながら話を聞いています。実はコウモリオーグのスーツの下にチャックがあるんです。1971年放送の『仮面ライダー』に出てきた“蝙蝠男”には首元にチャックがあるらしく、庵野監督がチャックをつけようと仰ったんです」と、庵野監督ならではのこだわりを明かした。
コアな質問が寄せられていくなか、森山は「せっかくなのでお客さんの考察を聞きたいです」と、クモオーグとK.Kオーグの関係性について観客へ逆質問する一幕も。その後もそれぞれが演じたキャラクターとかけたクロストークを織り交ぜながら、次々と質問に回答していった3人。イベントの最後には、5月25日に29歳の誕生日を迎える西野に、ハチオーグにぴったりの黄色いバラの花束がサプライズで贈呈。「最速でお祝いいただきました!全然予想していなかったけれどうれしいです!」と笑顔でコメントするなか、会場中からあたたかな拍手が贈られていた。
文/久保田 和馬