『この世界の片隅に』片渕須直監督の最新作は『つるばみ色のなぎ子たち』、メイキング映像も解禁

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『この世界の片隅に』片渕須直監督の最新作は『つるばみ色のなぎ子たち』、メイキング映像も解禁

5月21日に開催されたアニメーションスタジオMAPPA主催のスペシャルイベント「MAPPA STAGE 2023」にて、『この世界の片隅に』(16)の片渕須直監督の4年ぶりの最新作のタイトルとティザービジュアル、新規映像が一挙に解禁された。

2016年11月に公開されるや口コミやSNSで評判を集め、公開規模を拡大していった『この世界の片隅に』は、日本国内で約3年間にわたりロングラン上映。累計観客動員は210万人、興行収入27億円を記録し、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位や第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞など国内外で高い評価を獲得。2019年には新たなシーンを追加した長尺版『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(19)も公開され、大きな話題を集めた。


今回発表された、片渕監督の最新アニメーション映画のタイトルは『つるばみ色のなぎ子たち』。作品のあらすじなどの詳細はまだ明らかになっていないが、解禁された新規映像には劇中の登場キャラクターが纏うであろう和装のデザインや所作、松明の火の動きなどを念入りに研究する制作陣のメイキング風景が収められている。

原作・監督・脚本を片渕監督が務めるほか、監督補には『この世界の片隅に』に続いて浦谷千恵、作画監督を『君の名は。』(16)などを手掛けた安藤雅司、音楽を実写映画やテレビドラマなど様々な作品を手掛けてきた千住明が担当することが明らかになっている。作品の公開時期などはまだ未定。今後の続報に注目していきたい!

文/久保田 和馬

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