『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』、シリーズ最高成績で初登場V!
5月19日から5月21日の全国映画動員ランキングが発表。3週連続で1位を守り続けた『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(公開中)のV4を阻止し、見事に初登場No. 1に輝いたのは、人気アクションシリーズ「ワイルド・スピード」の最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(公開中)だ。
『ワイルド・スピード』シリーズ最新作がロケットスタート!
2015年公開の第7作『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)以降、スピンオフの『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(19)も含めて4作連続で国内興収30億円を超える大ヒットを記録している「ワイルド・スピード」シリーズ。その第10作となる『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』には、シリーズおなじみの“ファミリー”に加え、ジェイソン・モモアやオスカー女優ブリー・ラーソンが初参戦。
初日から3日間の成績は観客動員64万6000人、興行収入9億9200万円。これは前作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(21)の週末3日間対比124.7%、現時点でシリーズ最高興収40億5000万円を記録している第8作『ワイルド・スピード ICE BREAK』(17)の週末3日間対比114.7%の好成績。シリーズ最高のオープニング成績を樹立し、シリーズ最高興収の更新に向けて幸先の良いスタートを飾った。
一方、3週連続1位だった『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、週末3日間で動員50万5000人、興収7億4300万円を記録し2位に。累計成績は動員643万人、興収91億円を突破しており、国内歴代興収ランキングでは第63位までジャンプアップしている。
『劇場版アイナナ』や『最後まで行く』などが初登場!
3位となった『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(公開中)は週末3日間で動員25万7000人、興収3億7300万円を記録し、累計成績では動員827万人、興収117億円に到達。そして4位の『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(公開中)は、週末3日間で動員16万9000人、興収2億2900万円となり、累計成績では動員263万人を突破。累計興収は35億円が目前に迫っている。
新作ではほかに、人気スマホゲームを原作としたメディアミックスプロジェクト初の劇場ライブ・アニメーション『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』(公開中)が土日2日間のみの集計ながら5位に初登場。
同名韓国映画を藤井道人監督と岡田准一主演のタッグでリメイクした『最後まで行く』(公開中)は6位スタートとなり、8位には乳幼児向け番組を映画化した『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド』が初登場。昨年末からロングランヒットを続ける『THE FIRST SLAM DUNK』(公開中)は、公開25週目にしてついにトップテン圏外となった。
以下は、1~10位までのランキング(5月19日〜5月21日)
1位『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
2位『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
3位『名探偵コナン 黒鉄の魚影』
4位『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』
5位『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』
6位『最後まで行く』
7位『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』
8位『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド』
9位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』
10位『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』
今週は、ボクシング映画の金字塔「ロッキー」シリーズの魂を引き継ぐ「クリード」シリーズの第3作『クリード 過去の逆襲』(5月26日公開)、荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフを原作としたドラマシリーズの劇場版『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(5月26日公開)などが公開を控えている。
文/久保田 和馬