なにわ男子の西畑大吾、主演作『忌怪島/きかいじま』に没入中!「清水崇監督と夢でデートしました」
『犬鳴村』(20)、『樹海村』(21)、『牛首村』(22)の「恐怖の村」シリーズを生み出した清水崇監督最新作『忌怪島/きかいじま』(6月16日公開)の完成報告船上イベントが24日に開催され、なにわ男子の西畑大吾、生駒里奈、平岡祐太、水石亜飛夢、川添野愛、祷キララ、清水崇監督が登壇し、映画の完成をダイナミックに報告した。
ホラー映画初主演の西畑は完成した作品の感想を聞かれ「すごく怖かったです」と回答。監督から「試写会で主演があんなに怖がる作品は初めて」と言われるくらい怖かったと苦笑いしながらも「ホラー映画だけど、ホラー要素以外も楽しめる作品なのが特徴的です」と見どころをアピールした。本作の撮影は2022年の4月から5月にかけて奄美大島を中心に行われた。
雨のため撮影が後回しになっていた平岡は「3週間奄美大島にいましたが、僕の撮影は7日間くらい」と笑顔を浮かべ「島で休日を過ごしていました。奄美大島でやれることはやり尽くしました」と振り返り、「泥染め体験を2回やって、4枚布を染めました。ただ、何度染めても全部人の顔が浮かび上がってきて…」と苦笑い。ホラー映画を撮影していた影響なのかどうか気になったため島で霊媒師の方に見てもらうと「死霊が7人憑いていると言われました」と苦笑い。すかさず生駒が「塩とか体にふっていましたよね」とツッコミを入れる場面も。しかし、そんな恐怖体験も含めて、バカンスのような時間だったと満面の笑みを浮かべ、充実の日々だったとしていた。
平岡が奄美大島を満喫する一方で、“イマジョ”と呼ばれる恐怖の存在を演じた祷キララは「(撮影当時)22年生きてきたなかでもっとも長い春でした」とロケを振り返る。特殊メイクに4時間を費やし、ロケ先では減量をしていた祷。「好きなものが食べられない反動で、撮影の後半から食生活アドバイザーの資格の勉強を始めました。食のことを考えても食べられない状況だったので、特殊メイクの時間に勉強して、資格に合格しました」とニッコリ。「すごい!」と驚いた西畑は「撮影が終わって一緒に缶ビールを飲んだのですが、その時のキララちゃん顔が忘れられなくて。めちゃくちゃいい顔してました!」とうれしそうに振り返ると、祷は「オールアップで達成感があって。早く飲みたくて、特殊メイクもしっかり落としきらないままで乾杯しました」と爽やかな笑顔で西畑と顔を見合わせていた。
本作の英語タイトルは没入を意味する「IMMERSION(イマージョン)」。「現在没入していること」という質問に西畑は「すごくタイムリーなのですが、まさにいま『忌怪島/きかいじま』に没入していると感じるエピソードがあります!」とニヤリ。「今日の夢は清水監督とショッピングモールのようなところでデートしている夢でした」と告白。「近未来的なデパートで、周りには飛んでる車もあって。今日こうやって完成の報告をしたり、いろいろなプロモーションをやるなかで、僕自身すごくワクワクしていました。『忌怪島』に没入しすぎて見た夢だと思います」と満面の笑みを浮かべた。
没入していることは「ギター」と答えた平岡は「プライベートではずっとギターを引いています。この2週間は朝9時から夜10時くらいまで、曲を作ったりしているので、自分の職業がなんだかよく分からなくなってきました」とうつむき、共演者の笑いを誘っていた。
最後の挨拶で西畑は「少し暑くなってきた今だからこそ、ご家族のみなさんや恋人、ご友人と観ていただければ、少し“ヒヤっと”していただけるのではないかと思います」と作品をアピール。強い日差しと強風のなか行われた船上イベントに触れ「とても楽しかったです。天候にも恵まれましたし、船で感じた追い風が、僕たちの映画も押してくれているように感じられて、とてもいい時間を過ごせました」と話し、イベント終了後には報道陣に「ちゃんと水分をとってくださいね!」と優しく声をかける気遣いを見せていた。
取材・文/タナカシノブ