「安心して祥太朗くんに殴られました(笑)」北村匠海×間宮祥太朗「東リベ2」で初対峙した感想は?

インタビュー

「安心して祥太朗くんに殴られました(笑)」北村匠海×間宮祥太朗「東リベ2」で初対峙した感想は?

「キサキは、映画で描かれていることがすべてという気持ちで取り組みました」(間宮)

「 映画で描かれていない部分は、“なんでだろう?”で終わってもいいのかなと」(間宮)
「 映画で描かれていない部分は、“なんでだろう?”で終わってもいいのかなと」(間宮)撮影/YOU ISHII

――2部作を通じて、それぞれのおススメ胸アツシーンを教えてください。

間宮「キサキが絡んでいるシーンで胸アツなシーンって、難しいんだよな…(笑)」

北村「キサキがタケミチを助けるシーンは?」

間宮「たしかに!あそこは英勉監督からも、“唯一変な策略はなしでやってみて”という演出を受けました」

北村「ただタケミチとしては、一番混乱するシーンでもありますけど(苦笑)」

間宮「なんで?なんのつもり!?ってなるよね。僕は映画版のキサキに関しては、映画で描かれていることがすべてという気持ちで演じています。あえて映画で描かれていない部分は、“なんでだろう?”で終わってもいいのかなと。もちろん原作は読んでいますが、映画のキサキのやっていることと自分の心情みたいなものは、わざわざ開示していく必要もないのかなと思っていたので。そういうふうにタケミチとお客様に見えているということだけを考えて演じて、あまり前後の整合性みたいなものは意識していませんでした」

北村「原作を知っている身としては、そのやり方が超正解かなと思いますね。ちなみにあのキサキがタケミチを助けたロケ地は、『1』でも使われていた思い出の場所なんです」

「タケミチを突き動かしているのはヒナを救いたいという一心」(北村)
「タケミチを突き動かしているのはヒナを救いたいという一心」(北村) 撮影/YOU ISHII


――タケミチは胸アツなシーンはたくさんありそうです。

北村「胸アツシーンを背負っているのがタケミチですからね。でも結局は『-運命-』の冒頭で、ヒナ(今田美桜)が燃えて死ぬのを目の前で見るシーンかもしれないです。あのシーンが僕のクランクアップ日でもあって、“このシーンでアップって…”と思いました(笑)。でもあれが、タケミチが『血ハロ』に向かう決意をする、すべての原因でもある。いろんなことが起きていますが、タケミチを突き動かしているのはヒナを救いたいという一心なんです」

間宮「それも踏まえてのラストシーンは、タケミチの目がすごくよかった。あれでこの映画を締められるなって、個人的にはすごく気持ちいい終わり方だったと思っています」

北村「そう思ってもらえたならよかったです!映画ならではの結末を是非見届けてほしいです」

取材・文/遠藤薫

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