実写版『リトル・マーメイド』、7億円超えの成績で首位スタート!
6月9日から6月11日の全国映画動員ランキングが発表。ディズニー・アニメーションの不朽の名作を、『イントゥ・ザ・ウッズ』(14)や『メリー・ポピンズ リターンズ』(18) のロブ・マーシャル監督が実写化した『リトル・マーメイド』(公開中)が、初登場で1位に輝いた。
100周年を迎えたディズニーが、不朽の名作アニメを実写映画化
2023年に創立100周年の大きな節目を迎えたディズニー。『美女と野獣』(17)や『アラジン』(19)などに続き、世代を超えて愛されてきたアニメーションを実写化した『リトル・マーメイド』は、初日から3日間で観客動員46万1000人、興行収入7億1200万円を記録。すでに全世界では興収4億ドルを超える大ヒットを記録しており、日本でもさらなる上積みに期待が持てそう。
また前週まで1位だった『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(公開中)は、公開7週目を迎えても好調をキープし2位にランクイン。週末3日間で動員29万7000人、興収4億3200万円を記録し、累計成績では動員810万2000人、興収115億8600万円を突破している。
ジェームズ・ワン×ブラムハウス『M3GAN/ミーガン』も大健闘
7位に初登場を果たしたのは、「死霊館」ユニバースを生みだしたジェームズ・ワンと、ジェイソン・ブラム率いるブラムハウスがタッグを組んだサイコスリラー『M3GAN/ミーガン』(公開中)。週末3日間で動員10万660人、興収1億4526万円を記録し、2020年以降に200スクリーン以下で公開された洋画作品としてNo.1のスタートを切った。
また、2週連続で3位をキープしている是枝裕和監督の『怪物』(公開中)は、週末3日間で動員19万人、興収2億6900万円を記録し、累計成績では動員62万6000人、興収8億5800万円を突破。4位にランクインした『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(公開中)は累計成績で動員206万人、興収31億3800万円を突破。公開9週目を迎えた『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(公開中)は累計動員904万人、興収128億円を突破している。
そして前週より1ランクアップして5位となった、“侍ジャパン”のWBC優勝までの軌跡を辿ったドキュメンタリー『憧れを超えた侍たち~世界一への記録~』(公開中)は、当初3週間限定上映の予定だったが好評を受けて6月29日(木)まで上映期間延長が決定。さらに6月16日(金)からは全国83館での追加上映も発表された。
以下は、1~10位までのランキング(6月9日〜6月11日)
1位『リトル・マーメイド』
2位『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
3位『怪物』
4位『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
5位『憧れを超えた侍たち~世界一への記録~』
6位『名探偵コナン 黒鉄の魚影』
7位『M3GAN/ミーガン』
8位『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』
9位『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』
10位『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』
今週は、第91回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』(18)の続編となる『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(6月16日公開)、なにわ男子の西畑大吾がホラー映画初主演を務めた清水崇監督の最新作『忌怪島/きかいじま』(6月16日公開)、DCユニバースの最新作『ザ・フラッシュ』(6月16日公開)などが公開を控えている。
文/久保田 和馬