“フラッシュ×バットマン”対談!細谷佳正&山寺宏一が共演に込めたリスペクト、うれしさ、嫉妬!?
バットマン、スーパーマンなどのヒーローが活躍するDCユニバース最新作『ザ・フラッシュ』が6月16日(金)より世界同時公開される。本作は地上最速のヒーロー、フラッシュが時空を超えて異なる世界のヒーローたちと交錯するタイムループ・アドベンチャー。過去を変えてしまったバリーことフラッシュ(エズラ・ミラー)がもう一人のフラッシュと出会い、スーパーガール(サッシャ・カジェ)、そしてバットマンが手を組んで強大な敵に挑む姿が描かれる。そんな本作で、フラッシュと共闘する“元いた世界とは別のバットマン”に扮するのは、ティム・バートン監督版『バットマン』(89)のマイケル・キートン。バットマンを演じるのは『バットマン リターンズ』(92)から実に31年ぶりで、レジェンド復活も見どころだ。
そこでMOVIE WALKER PRESSでは、『ジャスティス・リーグ』(17)に続いてフラッシュの日本語吹替えを担当した細谷佳正と、キートン版バットマン役を担当した山寺宏一にインタビュー!それぞれがフラッシュとバットマンに込めた想いと共に、共演の裏話を明かしてくれた。
「『ザ・フラッシュ』はいろいろな要素を詰め込んでいるのに、一つのエンタテインメントとしてすばらしい」(山寺)
――映画をご覧になった感想をお聞かせください。
細谷「台本を最初に読んだ感想は、読んだだけではわからないと思いました。試写会で観た時は、ものすごい力が入っている映画と演出なんだなと」
山寺「僕はですね、台本をいただく前に、相当おもしろいらしいよって噂を小耳に挟んだんです。そういう先入観を持って観たんですけど、その想像を超えるおもしろさだなと。本当にすごい作品だなと思いました」
――具体的にはどんなところにすごさを感じられましたか?
細谷「冒頭で、病院が崩れるシーンがあって。赤ちゃんが何人も投げ出されるんですね。それをフラッシュが救出するというシーンがあって」
山寺「ベビーシャワー!」
細谷「そう、ベビーシャワー(笑)。その描かれ方が現実的なんですけど、アニメーションにも見える。でもアニメーションではないし…なんかもう冷静にCGもここまできたんだな、って」
山寺「あそこでもう、つかまれるよね」
細谷「そうですね。冒頭でクライマックスですもんね」
山寺「その前に女の子から、『キャー、フラッシュだ!』『イエーイ』とか言われてて、こりゃおもしれえ!と。実はですね、僕、昔テレビ版「超音速ヒーロー ザ・フラッシュ」の吹替えをやっていたんです。今回は、映像のすごさでフラッシュがさらにおもしろくなって、そこでまずつかまれました。アクションのすごさ、コメディ要素、いろんなヒーローが出てくるおもしろさもあるんだけど、最終的には人間ドラマという。すごい詰め込んで、そのうえ、タイムスリップも入れちゃってる。速さでタイムスリップするってどういうこと?と思うんだけど、それを無理なく見せている。とにかくいろいろな要素を詰め込んでいるのに、一つのエンタテインメントとしてすばらしい作品になっているところがいいですね」