「DC映画の一つの到達点」「涙腺が崩壊する映画だった」…『ザ・フラッシュ』の満足度が高い理由を鑑賞コメントでひも解く
スーパーマン、バットマン、ワンターウーマン、アクアマンに次ぐDCユニバースのヒーローの活躍を描いた『ザ・フラッシュ』が公開された。公開された週末の全米ランキングでは初登場1位となり、全世界の週末興収でも1億3,000万ドル(約184億円)を超え、日本でも好評を博している。トム・クルーズ、スティーヴン・キングも絶賛し、“DC史上最高傑作”との呼び声も高い『ザ・フラッシュ』。
MOVIE WALKER PRESSでは、「#ザフラッシュ感想」と称した期待・感想投稿キャンペーンを実施中。「最高におもしろくて、泣けて、ギャーーー!って大興奮だった!」「一から百まで文句なしの超傑作」「今年ベスト候補!」「バットマンが大好きな世代全てのファン待望の作品になったに違いない」「大傑作なんて言葉では収まりきらない歴史的な衝撃」などの声が続々と届いている。いったい、そのなにが、観客をここまで熱狂させているのか?すでに鑑賞したファンの声と共に探ってみよう。
タイムループを描くスーパーヒーロー映画とは?
最初に、簡単に設定を解説しておこう。科学実験中に雷に打たれ、超高速で動く特殊能力を身につけたフラッシュこと、バリー・アレン(エズラ・ミラー)はバットマン(ベン・アフレック)やワンダーウーマン(ガル・ガドット)らとヒーロー集団“ジャスティス・リーグ”の一員として自警活動に励んでいる。普段は、法医学捜査官の仕事をしている、内気で少々オタクな青年だ。
バリーの父親は、母親を殺した容疑で長い間収監されていた。その無罪を信じるバリーは自身の特殊能力で時空を超え、過去に戻って家族の平和を取り戻そうとする。ところが、彼が過去を変えてしまったため、この世界では破壊者ゾッド将軍(マイケル・シャノン)が地球に飛来。しかも、立ち向かうべきジャスティス・リーグも存在しないありさまに。バリーは過去の自分と共に、バットマンことブルース・ウェインを捜し出すが、それは彼の知っているバットマンとは別人だった。
観客がまず熱狂するのは、スーパーヒーロー映画としての魅力だろう。光の速さで動き回るフラッシュはもちろん、現在と過去、経歴や性格も違う2人のバリーを演じ分けたエズラ・ミラーの演技も見どころだ。「いろんな表情をされるエズラ・ミラーさんがとても良いのです。全部のお顔を頭の中でスクショしてアルバム作りたいくらい」「エズラ・ミラーくんのカムバに泣きすぎたよ、大きなスクリーンでこれからも彼の活躍ぶりを拝み続けたい」「とにかくエズラの名演を観てほしい」といった、ファンからの熱い声が寄せられている。
ほかに、「フラッシュのスピード感が映画全体に出ていて中だるみもまったくないし、バリー(エズラ)ならではの要素、演出、今までのDCとはまた違うところがたくさんあって新たなDCが見えた感じ」「DCのなかでもホッと出来るキャラだったバリーをもっと好きになる映画」といったコメントも。
バットマン、スーパーガール…DCヒーローたちが大集結!
DCユニバースを満喫できるという点でも、本作は魅力を放つ。バットマンやワンダーウーマンらジャスティス・リーグの面々に加え、異世界のバットマン/ブルース・ウェイン役として、ティム・バートンが監督した『バットマン』(89)と『バットマン リターンズ』(92)で主演を務めたマイケル・キートンが出演。懐かしいバットマンのカムバックに加え、意外なカメオ出演を楽しむこともできる。さらに、初登場となるスーパーガールを演じた新星サッシャ・カジェにも絶賛の声が寄せられた。
「フラッシュだけじゃなくバットマンとかスーパーガールとか出てきてDC版アベンジャーズみたいな豪華さ!」
「マイケル・キートンさんが出演されるとは聞いてたけど、いやもう私の中の幼き思い出の中のバットマンは彼なので、戦闘シーンとかも大喜びでした」
「バットマンが本当にカッコよいの!びっくりした、あんなにカッコよかったんだね。この登場だけでも映画館行く価値あります、本気で惚れそう」
「本作ではフラッシュのみならず、バットマンも主役級にカッコ良い。ティム・バートン監督『バットマン』では見られなかった激しいバトルシーンや飛行シーンが最高にかっこ良い。数々の戦いを生き抜いてきたレジェンド感が滲み出ていて、バットケイブシーンでは鳥肌が立ちました!」
「サッシャ・カジェ演じるスーパーガールの存在感がめちゃくちゃクールだった。彼女が主役で一本作ってほしいな」
「スーパーガールを演じたサッシャがいけいけでカッコよすぎます」
「ヘンリー・カヴィルが演じた影のあるスーパーマンを投影したような、サッシャ・カジェの強く美しくも悲しいスーパーガールは見事だった」
「スーパーガールは絶対またやった方がいい!これ一本じゃもったいない。観る前は正直どうかな?と思ったけど、なかなか魅力的だったよ」