松山ケンイチ、吉高由里子の印象は「クセが強い」スッポンポンのシーンも一緒に乗り越える

映画ニュース

松山ケンイチ、吉高由里子の印象は「クセが強い」スッポンポンのシーンも一緒に乗り越える

沼田まほかるのベストセラー小説を映画化した『ユリゴコロ』(9月23日公開)のキックオフ会見が7月9日に東京国際フォーラムで開催され、吉高由里子、松山ケンイチ、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、木村多江、熊澤尚人監督が登壇。松山が吉高について「クセが強そうな女の子だと思った」と印象を明かした。

吉高にとって、『僕等がいた 前篇・後篇』でダブル主演を務めて以来、5年ぶりの主演映画となる本作。ある家で、殺人者による手記を発見した青年が、恐ろしき事件の真相に迫っていく姿を描く。

吉高は「いつも脚本を読むのは時間がかかってしまうんですが、今回はあっという間に読み終えた」と脚本の印象を語り、「私は、殺人をする役。そういった役は今までやったことがなかった。すごく興味がわいて、是非やってみたいと思って挑みました」と前のめりで新境地に挑んだという。

松山は「ミステリーだけれど、なかなか見たことのないジャンル」と新鮮さとともに脚本に触れ、「あまり自分がやったことのないもの。由里子ちゃんだし、熊澤監督だし、新しい発見や感覚が得られるんじゃないか。いろんなところに連れて行ってくれるんじゃないかと思った」と共演者の吉高と熊澤監督の存在が一層、興味を掻き立ててくれたと話す。

運命的な出会いを果たす間柄を演じた吉高と松山。ネタバレ厳禁の内容となるため、「ダメだね」「何も言えないね」と苦笑しながら顔を見合わすなど、仲の良い様子を見せたふたり。吉高は「もっとお芝居が見たいなと思う役者さん」と松山に絶大な信頼を寄せた。

松山は「由里子ちゃんと初めて会ったのは10年以上前」と述懐。「クセの強そうな女の子だなと思った」と率直な思いを明かすと、吉高は「ポジティブに書いてくださいね」と報道陣に訴え、会場の笑いを誘った。

さらに松山は「テレビとか見ていても、クセの強い演技だなと思った」と続け、「僕はそういう人が大好き」とニッコリ。「変わったシーンが多かったよね。ふたりともずっとスッポンポンでね」と吉高の顔を見ると、吉高も「スッポンポンでしたね」と同意。ハードな現場だったそうだが、松山は「過酷なシーンもあったけれど、由里子ちゃんだったから一緒に乗り越えられた」と感謝していた。【取材・文/成田おり枝】

作品情報へ

関連作品

  • ユリゴコロ

    3.3
    320
    吉高由里子が運命に翻弄される殺人者を演じるミステリアスなドラマ
    Prime Video U-NEXT Hulu